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2006年2月21日 (火)

ホームオブハートの消費者被害訴訟

 昨日、傍聴してきました。傍聴席は満席に近い状態で、ホームオブハート(HOH)側からも、幹部やメンバーと思われる女性など計6人ほどが集結。さらに、元 X Japan のTOSHIの妻も、HOH側の弁護士とともに法廷に出席していました。
 「HOHとTOSHI問題を考える会」の山本ゆかり代表が証人に立つということで、それを見物に来たのか、あるいはプレッシャーをかけにきたのか。
 HOH社・代表取締役社長で、今回の一連の裁判の被告にもなっている加田順子氏も傍聴席におり、証人の山本氏が自分のことについて言及すると、仲間の背中を突っついてニヤニヤするなどしてました。

 証人尋問では、コンサートなどを口実に勧誘相手を誘い出しセミナーを受けさせる手口、セミナー内での暴力・暴言、子どもの扱いなどが改めて説明されました。女性メンバーを自分と一緒に入浴させるといった、MASAYAの“ハーレム生活”にも言及されました。
 HOH側の弁護士からの尋問を聞いていると、どうも自己啓発セミナーの構造をわかっていないというか、あえてわからないふりをして、HOH(あるいはトシオフィス)全体としてみればさほど深刻な問題はないと言おうとしているかのような態度に見えました。たとえば、トシオフィス経由でHOHに勧誘された人の人数が、「いま記憶から数えられる範囲では少なくとも10人程度」との証言について、「たったそれだけなんですね」みたいなことを言ってみたり、という調子。もっともそれに対して山本氏は「HOHのセミナー規模を考えれば、かなり多い割合だと思っている」と言っていました。
 裁判官だって自己啓発セミナーのことなんか大して知らないでしょうから、こういうスタンスでの質問に答える形で山本氏がセミナーの内部事情を説明する機会があったのは、悪いことではないように思います。

 ぼくは仕事があったので途中退席しましたが、その後で、TOSHIの妻・出山香氏も、山本氏に対して「数万人の受講生のうち、破産したメンバーは一握りにすぎない」みたいな発言をし、「数万人」という数字はレムリア時代以前も含めたセミナー通算だというようなことも口走ったそうです。それはそれで、HOHになってからのセミナーをレムリア以前(アイランドなど)の「自己啓発セミナー」と同一のものとして彼らが認識していることを自白したようなもの。こうなると彼らは、「HOHは自己啓発セミナーではない」みたいなことも言えなくなりますね(それでも言ってしまいそうなのがHOHなわけですが)。

 次回以降、HOHを訴えている被害者が証言するようなので、またHOH側の幹部や女性メンバーが集まってくるんでしょうか。いずれにしても、書面提出中心の弁論から、こうした生のやりとりが行われる弁論に切り替わっています。HOH側の問題点や裁判の行方がだいぶわかりやすくなってくるので、興味のある方は傍聴に行ってみるといいのではないかと。
 裁判の日程は、ここにアップしてあります。

自己啓発セミナー対策ガイド/イベントカレンダー
http://www.geocities.jp/seminar_spirit/calendar00.htm

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