2008年10月31日 (金)

メディアを語る宗教学者のリテラシー

RIRC開設10周年記念・公開研究フォーラム
<宗教情報>とメディアリテラシー

 というフォーラムが11月2日に開かれます。発題者はとても面白そうな顔ぶれで、中でも創価学会副会長・岡部高弘氏が「創価学会のメディア対応について」語るあたりが興味深い。

 ぼくは行きませんが、興味がある方はぜひどうぞ。ぼくが取材に行かない理由と経緯は、こちらに書きました。

livedoorニュース メディアを語る宗教学者のリテラシー

 少なくともぼくにとって、宗教情報リサーチセンター(RIRC)およびセンター長の井上順孝氏は、公正な取材という立場で関わることは不可能な相手だということがわかりました。

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2008年10月 3日 (金)

また顕正会で逮捕者・10年で(少なくとも)20人目!

 仏教系カルト集団「顕正会」でまた逮捕者が出ました。

顕正会の会員2人を逮捕 大学生に入会強要の容疑
2008.9.30 22:49(MNS産経ニュース)

 大学生に執拗(しつよう)に入会を迫ったとして、熊本県警は30日、強要の疑いで宗教法人「顕正会」(本部・さいたま市)会員の山下幸一郎容疑者(36)=同県宇城市=と岡村治容疑者(22)=同市=の2人を逮捕した。2人は「勧誘したが、強要はしていない」と容疑を否認しているという。

 県警によると、顕正会に関しては勧誘や脱会をめぐるトラブルが相次いでいるが、九州・沖縄での逮捕は初めて。全国の警察には今年前半、約600件の相談が寄せられているという。

 調べでは、両容疑者は6月15日午後、山下容疑者宅や近くの駐車場で入会を拒んだ熊本市の男子大学生(20)を「信心しないと成仏しない」などと脅し、入会届を書かせた疑い。

 顕正会は「詳しい内容は聞いていない。コメントすることはない」としている。

入会強要:宗教法人「顕正会」会員の2容疑者を逮捕 /熊本
2008.10.01(毎日jp)

 相手の意志に反して強引に宗教法人の入会届を書かせたとして、県警警備1課と熊本北署は30日、宇城市松橋町豊福、職業不詳で宗教法人「顕正会(けんしょうかい)」会員、山下幸一郎(36)と同市小川町北海東、同、岡村治(22)の2容疑者を強要容疑で逮捕した。「意志に反した勧誘ではなかった」と容疑を否認している。

 調べでは、6月15日午後2時ごろ、山下容疑者方などで、熊本市の私立大1年生男子(20)に対し約3時間半「顕正会を信心しないと成仏しない」などと脅して入会を求め、入会届を書かせた疑い。大学生が数日後、熊本北署に被害届を出した。

 顕正会は信者の強引な勧誘をめぐり、今年だけで全国で数百件の相談があるという。神奈川県や新潟県でも逮捕者が出ている。

毎日新聞 2008年10月1日 地方版

 今年前半だけで600件の相談が警察に寄せられているって、すさまじい話ですね。で、上記の記事では、過去にも逮捕者が出ていることについても触れてはいますが、どのくらいの人数がどういう容疑で逮捕されたのか具体的に書いている新聞は見当たりません。

 そこで、過去の新聞記事から、1992年以降の顕正会の逮捕事例を表にまとめてみました。92年以降でまとめたのは、単にデータベースでヒットする記事がその辺までしかないからです。

 とりあえず92年以降、新聞で報道じられた逮捕者数は計22人にもなります。区切りよく過去10年でカウントすると、今回の逮捕者が20人目になります。顕正会員に逮捕者が出た事件が全て報道されているのかどうかはわかりません。また、この表のケース以外に、逮捕されず書類送検のみのケースもあります。

 今回の逮捕は、強要容疑のようです。しかし過去の逮捕事例の容疑を一覧で見ると、強要以外にも「傷害」「邸宅侵入」「暴行」「監禁」「器物損壊」と、恐ろしい言葉のオンパレード。特に表のいちばん最初にある1992年のケースは、路上で高校生に「「お前ら高校生か、車に乗れ」と声をかけ事務所に連れ込むという、「キャッチ」を通り越してほとんど拉致のような勧誘方法です。

 警察は顕正会を広域指定暴力団にした方がいいんじゃないでしょうか。無理?

地域 容疑 逮捕者数 状況 出典 発行日
千葉 強要 2  調べによると、石川容疑者らは今年三月二十一日午後十時十分ごろ、同県我孫子市緑一の路上で、高校生三人(いずれも十六歳)に「お前ら高校生か、車に乗れ」と言って、事務所へ連れて行き、「これに住所、名前を書け。うそを書くとぶっ飛ばすぞ」と、入信願書に署名させた疑い。 毎日新聞 1992.08.29
神奈川 傷害 1 調べでは、関容疑者は今年4月16日午後7時半ごろ、藤沢市南藤沢の歩道で、ゲームセンターから出てきた同市に住む私立大学生男子(19)に対し、「今日はただでは済まさない。なめていると顕正会の仲間を呼ぶぞ」などと脅し、大学生の顔や足を殴るけるなどの暴行を加え、軽いけがを負わせた疑い。関容疑者は今年の2月と4月、この大学生に対し「世紀末が来る」などと宗教法人への入会を勧めたが、応じないため腹を立てていたという。 毎日新聞 1999.07.05
千葉 暴力法違反 3  調べでは、3容疑者は1日午後8時ごろ、千葉市中央区長洲1のJR本千葉駅前で、入信を断った同県習志野市の無職男性(19)に殴るけるの暴行を加えた疑い。
 男性は、同日午後7時から現場近くの顕正会千葉会館で約30分、ビデオを見せられるなどの勧誘を受けた。入信を拒否して会館を出たところ、桜井容疑者らから「何で逃げるんだ」などと暴行を受けたという。
毎日新聞 2001.07.03
秋田 邸宅侵入と暴行 1  調べによると、田中容疑者は宗教法人・冨士大石寺顕正会(本部・さいたま市)の会員で、二十一日午後三時ごろ、以前に秋田市内の同会事務所に出入りしていた同市の女性会社員(26)の自宅敷地内に侵入し、玄関先で女性の腕やわき腹を手で引っ張るなどの暴行を加えた疑い。 読売新聞 2001.07.25
愛知 暴行 1  熱田区沢上の路上で、専門学校の同級生だった南区の無職男性(20)を同会に勧誘したところ拒否されたため、「ちょっと待てよ」などと怒鳴り右手首や服を引っ張るなど暴行を加えた疑い。 中日新聞 2002.05.02
神奈川 監禁 2  調べでは、石川容疑者らは、今年5月5日、横浜市瀬谷区の民家で、東京都多摩市の男子大学生(20)に同会への入信を迫ったが断られた。大学生が帰ろうと部屋を出ると、引きずり戻し、行動を監視して監禁した疑い。監禁は約2時間に及び、入会を承諾する書類に「形だけ名前を書かせてくれれば帰す」と言い、了承すると解放したという。
 3月に都内のゲームセンターで知り合い「食事をしよう」と誘い出したという。2容疑者は容疑を認めている。
 同課などは28日、横浜市港北区新横浜の同会横浜会館など5カ所を家宅捜索した。"
毎日新聞
(夕刊)
2005.07.28
群馬 傷害 1  調べでは、中沢容疑者は5月27日午後9時ごろ、館林市内の飲食店で知人の無職男性(71)に入会を迫ったが拒否されたため、男性の顔を殴って軽傷を負わせた疑い。 毎日新聞 2006.07.04
埼玉 器物損壊 4  調べによると、東京都江戸川区の女は、羽生市の派遣社員の女(41)とともに4月29日午後2時ごろ、行田市の無職女性(48)を、同市内のファミリーレストランに呼び出して入会を迫ったうえ、「こんなお守りを持っていても不幸になる」と言い、女性のお守り2個をハサミで切った疑い。入間市の女は同市の会社員の女(22)とともに昨年12月24日午後1時ごろ、中学校の同窓生の同市の無職女性(22)を訪れ、同様に入会を勧誘し、女性のお守り3個をハサミで切り刻んだ疑い。 読売新聞 2006.12.01
神奈川 強要 3  調べでは、寒河江容疑者らは昨年九月二十四日午後九時ごろ、同県厚木市内の男子大学生(20)を小田原市内の施設に連れ込み、名前や住所を無理やり言わせた上、約二時間にわたり祈らせるなどして入会させた疑い。 東京新聞 2007.01.11
新潟 逮捕監禁と強要 2  調べによると、午腸容疑者らは2006年11月12日、新潟市内の男性(21)を同市江南区のファミリーレストランに呼び出し、顕正会に入会するよう勧誘。逃げようとする男性を無理やり軽乗用車に乗せ、顕正会の新潟会館(新潟市中央区鐙西)に連れて行って監禁し、「逃げると殺す」などと脅迫して同会に入会させた疑い。
 また、午腸容疑者は男性が逃げ出した際に投げ飛ばすなどの暴行を加え、男性のひじに全治1週間の打撲を負わせた疑い。
 被害者の男性と男は、同じ中学の先輩後輩で顔見知りだった。男性は入会報告書に記入するための住所や氏名を言わされたほか、数珠をしてお経を読ませられたという。
読売新聞 2008.01.18
熊本 強要 2  発表によると、2人は6月15日午後、山下容疑者の自宅などで約3時間半にわたり、熊本市内の男子大学生(20)に対し、「顕正会を信心しないと成仏しない」「納得できないなら3日でも、4日でも話をする」と迫り、入会届を書かせた疑い。2人は「勧誘はしたが、強要はしていない」と容疑を否認しているという。 読売新聞 2008.10.01

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2008年7月 9日 (水)

『純愛』出資者こそ最大の被害者では……

 先週発売の週刊実話(08.07.17号)で、

ゆず・北川悠仁の実家「宗教団体」が支援の怪しいビジネス

 という記事を書きました。このブログやオーマイニュースで取り上げてきた偽装映画『純愛』と、北川悠仁の親族らが経営する自己啓発セミナー会社「ETLジャパン」・宗教団体「かむながらのみち」の関係をリポートする内容です。

 そして今週発売された週刊朝日(08.07.18号)では、ぼくが書いたものではないですが、こういう記事が載っています。

あの“怪しい映画”を外務省や議員が「応援」していた!

 参議院議員・山谷えり子氏らが偽装映画『純愛』を支援し、北京での上映会に高村外相など計4人の議員が祝電を送った件についての記事です。議員の支援については、すでにぼくもオーマイニュース 山谷えり子議員らが偽装映画『純愛』を支援 で書いています。この部分については週刊朝日の記事もおおむね同じ内容ですが、週刊朝日では、映画の出資者らのコメントや証言がみっちり載っていて、この映画のインチキぶりが非常によくわかります。
 たとえば、記事中、こんな出資者コメントがありました。

「いちおう出資者には年に2回の収支報告があった。でも、大ざっぱで明細がない。中国のロケハンで4千万円も使っていたので尋ねると、「中国人に監禁され、払わないと帰さない、と言われたから』と荒唐無稽な説明をされた」

 映画の制作資金として出資者からかき集めたカネは約1億円です。その4割にもなろうかというカネを、撮影する前から「中国人に監禁」されて取られてしまうとは。これが本当なら、収支報告と別に出資者に報告・説明すべき大事件なのではないでしょうか。仮に、監禁の事実などなく、使途不明のカネについて言い逃れをするためのウソだとすれば、「日中友好をうたった映画の関係者が、中国人のせいにして言い逃れするなよ」という話になると思います。

 中国という国でのことですから、何が起こるかわかりません。監禁事件が本当なのかでっちあげなのか、判断はつきにくいですが、いずれにしても、『純愛』が自分たちの仲間であるはずの出資者に対しても非常に不誠実であることがわかるエピソードです。

 オーマイニュースや週刊朝日の記事には出てきていませんが、もうひとつ、『純愛』が出資者に対していかに不誠実であるかを示す資料が手に入ったので、その一部を紹介しつつツッコミを入れたいと思います。オーマイニュース 山谷えり子議員らが偽装映画『純愛』を支援 が掲載された日付と同じ6月24日付で、出資者に配布されたリリースです。発信者は『純愛』製作実行委員長の奥山省吾氏です。
 この中に、「オーマイニュース」と媒体名を特定した上で、以下のような記述がありました。

6.ネット記者の記事、取材について
 NPO事件をきっかけに、オーマイニュース編集部の記者が「純愛」に関する様々な記事をウェブ上に掲載しています。
 純愛サイドとしてはオーマイニュース及びその記者からの取材に対し、担当弁護士とも協議の上、取材拒否の姿勢を貫いております。従ってオーマイニュースに掲載されている記事は正規の取材に基づくものではございません。
 オーマイニュース及びその記者に対する取材拒否の理由は以下の通りです。
・数年前に正規の取材なしに中傷記事を掲載し、それに対する説明も謝罪もない。
・「純愛」公開後も、偽名を騙って観客に成りすまし小林桂子さんに近づき、写真を撮影、ウェブ上に無断で配信するなど、取材者としてのモラル欠如が著しい。
・関係者への取材に際し、「純愛サイドは~と言っているが」と虚偽を申し向けた上で話を聞き出そうとしている。
・掲載内容も独自の先入観に基づくものであり反論する必要性さえ感じられない。
 オーマイニュース及びその記者の活動により、私達「純愛」のスタッフのみならず、関係者の皆様にもご心配とご迷惑をおかけしております。この場をお借りして、お詫び申し上げます。

 ウソも混じっていますが、全体的には、事実を奥山氏の勝手な解釈で釈明の材料にしているという感じでしょうか。
 ぼくとしては勝手なことを言われて正直ムカつくんですが、この文面を見ていると、奥山氏が実はオーマイニュースや藤倉に対してではなく、出資者に対してこそ不誠実であるということがわかります。上記の文章について、ひとつひとつツッコミを入れていきます。

純愛サイドとしてはオーマイニュース及びその記者からの取材に対し、担当弁護士とも協議の上、取材拒否の姿勢を貫いております。

 ↑これは完全なウソです。今年1月に藤倉が札幌で奥山に突撃した際、奥山氏は「弁護士に聞いてください」と言い、「取材拒否」とは言いませんでした。3月に名古屋で奥山に突撃したときも同じでした。
 実際ぼくは、1月の突撃の後には『純愛』側弁護士と会談し、オフレコで『純愛』側の事情について説明を受けました。3月も、こちらの質問事項を弁護士が奥山氏に確認した上で答えてくれており、その内容はオーマイニュース 偽装映画『純愛』、名古屋で公開 に記載しています。
 このことからわかるように、奥山氏は「取材拒否の姿勢を貫いて」などいません。

したがってオーマイニュースに掲載されている記事は、正規の取材に基づくものではありません。

 ↑これは事実ですが、だからどうしたって感じですね。正規の取材じゃなくたって、記事の内容に誤りがなければ問題ないと思います。 仮に、正規の取材がない記事はデタラメだと奥山氏が言いたいのだとしたら、奥山氏がぼくに対して何ら正規の取材もせずに流したこのリリースもまたデタラメだということになります。

 奥山氏は、自分の行動が自分の主張をぶち壊していることの滑稽さに気づいていないのでしょうか。

数年前に正規の取材なしに中傷記事を掲載し、それに対する説明も謝罪もない。

 おそらく藤倉の個人サイト「自己啓発セミナー対策ガイド」内にある 小林桂子・映画企画 3ヶ月で7,000万円のカネ集め小林桂子映画、クランクイン決定 の2本の記事を指すと思われます。
 いずれも物証・証言から確証を得て書いた記事であり、この記事に対して奥山氏らからは「内容が事実と違う」といった類の指摘は一切ありません。事情説明も求められておらず、謝罪の要求もありません。ともと藤倉が説明や謝罪をすべき状況にないため、説明や謝罪がないことを取材拒否の理由にされる筋合いはありません。

「純愛」公開後も、偽名を騙って観客に成りすまし小林桂子さんに近づき、写真を撮影、ウェブ上に無断で配信するなど、取材者としてのモラル欠如が著しい。

 ↑偽名を使ったこと自体は事実ですが、モラルの欠如によるものではありません。むしろ、ほかの観客もいる劇場内で興行の妨害につながるような形での取材はしないというモラルに基づいたものです。

 今年1月のオーマイニュース 偽装映画『純愛』の札幌公開始まる『純愛』の小林桂子氏を直撃取材『純愛』小林桂子氏に直撃で恐縮です といった記事・写真・動画でのリポートのほか、その後の記事でもこのときの写真等を使用しています。
 一般的には好ましい取材方法ではないと思われるかもしれませんが、昨年12月の第一報の際、『純愛』側は取材を受けるような受けないようなどっちつかずの態度で返答を引き延ばしながら、結局、記事の掲載直前になってから「お答えできません」と回答してきていました。また、NPO法人の偽装、公式サイト上での虚偽説明(当ブログ 映画『純愛』公式サイトのウソを暴く! 参照)などから、常識が通用しない人々であることが明らかであり、こうした人物や団体に対する潜入取材としては、とくだん問題ないと思います。
 また、たとえ潜入取材であっても、現場で彼らの活動(この場合は映画の上映)を妨害しないというのは鉄則です。上映会場で混乱をきたすような取材方法は「業務妨害」になりかねません。会場や観客に迷惑をかけず、現場での活動妨害は慎むというモラルに基づけば、むしろ素性を明かさない取材方法がベターでした。
 この取材のすぐ後、会場の外に出てから、興行の妨害につながらない形で「オーマイニュースです」と名乗って小林氏らに直撃取材をしています。上記の記事・動画などを見ていただければわかります。

 なお、前述の通り、この取材の後に奥山氏らは弁護士を通して取材に答えています。ですから上記の「モラル」について奥山氏がどう解釈しようと、1月のこの件は彼らが取材を拒否する理由になっていません。

関係者への取材に際し、「純愛サイドは~と言っているが」と虚偽を申し向けた上で話を聞きだそうとしている。

 ↑何について「虚偽」と言ってるのか不明ですが、取材申し入れの際、相手に説明するのは、基本的に記事として掲載予定あるいは掲載済みの事実だけです。もちろん、取材を受けてもらえて細かいやりとりができるようになったときには、未確認情報をぶつけて尋ねたりカマをかけることも一般論としてはありますが、幸いにも(?)『純愛』に関しては、そんな微妙な取材をしなくても、ぼろぼろとインチキ振りが見えてきています。
 そういうわけなので、取材の際の藤倉の説明が虚偽なのだとすれば、実際に掲載されている記事にも虚偽が含まれるだろうと思います。なぜ奥山氏が記事の内容について反論しないのかナゾです。

掲載内容も独自の先入観に基づくものであり反論する必要性さえ感じられない。

 ↑ここが最大のポイントです。
 奥山氏が、記事には問題があと認識しており、それによって関係方面に迷惑や心配をかけていると認識しているにも関わらず、記事に反論しないのだとしたら、関係者に対してあまりに不誠実なのではないでしょうか。1億円ものカネを出資してくれた仲間たちを、何だと思ってるんでしょう。
 これまで奥山氏からは、オーマイニュースや藤倉に対して一切、抗議は来ていません。ここで紹介しているような内部文書の類でも公式サイト上でも、奥山氏が記事の内容について具体的に間違いも指摘している場面を、ぼくはいちども見たことがありません。奥山氏らの代理人弁護士についても同様です。

 しかも、『純愛』公式サイトでは2007年12月21日付の声明で、名指しこそしていませんが週刊朝日やオーマイニュースに記事について、以下のように言及していました。

結果的に12月18日頃に公表された記事は事実に反する誹謗・中傷に終始しており、私達は甚大な損害を被っています。この記事掲載につきましても、現在、前述の法律事務所と対応を協議しています。

 ↑この一文も、結局ウソだったということなんでしょう。
 なぜなら、今回の6月24日付の文書では、記事の内容について「事実に反する」とする主張が一切ないからです。現在、上記の文言は『純愛』公式サイトから消えています。つまりオーマイニュースの記事に対する見解は、「独自の先入観に基づくもの」という程度の内容に変わっており、記事の内容が「事実に反する誹謗・中傷に終始して」いるとの主張を撤回してしまっています。

 こうして説明内容をころころ変えたりウソをついているのを見ると、この映画をめぐる問題の最大の被害者はやはり出資者たちであるということを、改めて痛感させられます。

 ほかにも奥山氏が出資者に対してウソをついている証拠・証言はあるので、オーマイニュースでのリポートはまだ続けたいと思います。

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2008年6月21日 (土)

北川悠仁一族の宗教物語

 今月10日、「ゆず」の北川悠仁の父親・和男氏が死去しました。76歳でした。スポーツ紙・週刊誌で報道されています。
 北川悠仁といえば、ことあるごとに、北川一族が経営する宗教団体「かむながらのみち」や自己啓発セミナー会社「ETLジャパン」についても報道されてきました。ぼくのところに『フライデー』から取材があったのでコメントしました。今週発売された号に掲載されています。

 悠仁は、それほど強烈に教団活動にコミットしたり自ら積極的に広告塔の役割を果たそうとしたりしているようには見えず、「かむながらのみち」については、ことさらに悪質だとか高額なカネをとられたとかいう被害事例が少なくともぼくの耳には入ってきていません。これまで、何度も報道されてきたわりに、宗教の話自体が悠仁の「スキャンダル」になるほどにはいたっていないようです。

 でも同じく北川一族の家業のひとつである「ETLジャパン」は、数十万円の料金を取り、受講生に無償で勧誘活動をさせ、受講生の人間関係などをかきみだす自己啓発セミナーで、90年代からメディアに批判されてきた業界の一部です。「かむながらのみち」は信者をこの悪徳商法に巻き込み、あるいはETL受講生を教団に勧誘するということをしています。
 宗教の方に話題が集まりがちな北川家ですが、こっちの自己啓発セミナー家業の方が問題なのではないかと思います。「かむながらのみち」そのものにはそれほど悪い噂を聞かないにしても、悪徳商法と両輪で運営されている宗教団体であるという点に注意すべきでしょう。

 「かむながらのみち」の公式サイト(いまは消滅しています)には、かつて、教団の教義というか理念として以下の5つを挙げていました。

・仏教
・神道
・算命学
・セミナー(ETLジャパン)
・リーディング

 『フライデー』の取材に対しては、リーディングのことをざっくりと「一種のカウンセリング」なんてコメントしました。もう少し詳しく説明すると、このリーディングというのは、「アカシック・レコード」と呼ばれる宇宙とか人類の過去や未来の記録(どっかにこういうものがもわもわ漂っていることになっています)から、相談者の「本質」だとか「意識」だとか「未来」だとかを読み取って告げる、というものです。「前世リーディング」なんてものもあって、前世まで教えてくれちゃう、なんだかものすごいものです。「かむながらのみち」のリーディングが前世まで教えてくれるのかどうか知りませんが。

 「かむながらのみち」教祖の北川慈敬氏(本名・敬子=悠仁の母)は、もともとARCインターナショナルという自己啓発セミナーの受講生でした。ARCのトレーナーから、リーディングを行う「浅野総合研究所」を勧められてハマったんだそうです。

 同時に、夫・和男氏が宗教団体「解脱会」の幹部で、敬子氏も幹部の妻、という立場でした。解脱会も仏教・神道が混ざった、いわゆる新興宗教です。「かむながらにみち」もその点を引き継いでいると言えます。ただ、算命学・自己啓発セミナー・リーディングを明確に柱として加えている点で、解脱会よりもさらにごちゃ混ぜ感の強い宗教です。
 敬子氏は真言宗醍醐派の総本山である醍醐寺で得度したとしています。解脱会の創設者・岡野聖憲も同じです。実は真如苑という宗教団体の創設者も、醍醐寺で得度しています。敬子氏は、まだ解脱会信者だった1997年、醍醐寺で真如苑の創設者・伊藤真乗夫妻の霊(?)に出会い、「あなたもあなたの霊界をお作りになってください」と、新教団設立をほのめかす「お告げ」を受けたそうです。

 敬子氏は、これとほぼ同じ時期の96年か97年ごろ、初めて「浅野総合研究所」の浅野信氏のリーディングを受けたとしています。ここでも、「そろそろそこ(解脱会)から離脱しても良いときには来ている」というお告げを受けます。
 敬子氏が和男氏とともに解脱会を離れ「かむながらのみち」を設立した宗教上の動機はこういうところにあるようですが、直接の原因は悠仁のスキャンダルでした。

 1999年に、悠仁がかつて『女子高生コンクリート詰め殺人事件』などのビデオ映画に出演していたことがスキャンダルとして報道されました。これが解脱会本部で問題視され、幹部だった和男氏は解脱会を脱会。当然、敬子氏も一緒に脱会します。自己啓発セミナー会社「ETLジャパン」が、ARCインターナショナルの社員やアシスタントを引き連れて独立したのも、この頃です。これは悠仁のスキャンダルの煽りではなく、当時のARC社長が経営不振を理由に解任され別会社を作ることになった動きと連動しています。

 ARCインターナショナルは90年代に入って経営が傾いていたんですが、北川和男氏は100人以上の解脱会信者をARCのセミナーにエンロール(勧誘)し受講させたとの話も、周辺から聞こえています。また、北川家はARCインターナショナルの要請を受け、地方で開催した出張セミナーに解脱会信者を動員し、ARCが地方セミナーの基盤を確立する足がかりにしました。

 北川家が自己啓発セミナーと宗教団体それぞれで、同じ時期に転機を迎えたという偶然は、宗教的な物語にしたくなる気持ちもわからないではありません。それが宗教的な力によるものなのか偶然なのかはわかりませんが、いずれにしても北川家による「宗教と自己啓発セミナー」の抱き合わせは、実は十数年以上にわたる歴史があり、一族の歩みとともに現在の形にいたっていることは確かです。

 その北川家のETLジャパン、これまでぼくがオーマイニュースでしつこく記事にしてきている偽装映画『純愛』が、約1億円の制作資金をかき集めた舞台にもなった自己啓発セミナーでもあります(『純愛』まだやる気かよ参照)。この映画に巻き込まれたEXILEのATSUSHIも、ETLジャパンのセミナーを受講しています。この映画の主演・総指揮の小林桂子氏と、その事実上の夫で自称「配給会社」社長の奥山省吾氏はARCインターナショナルの卒業生で、和男氏の通夜にも来ていました。
 ETLは、実はあまり客が集まっていない弱小セミナーなんですが、ここまで宗教と表裏一体になった自己啓発セミナーは珍しく、いろんな意味で話題にこと欠かない特殊な存在です。

※北川家の歩みについては、『内なる神を求めて ─北川慈敬とかむながらのみち─』(北川慈敬・著、今日の話題社・刊)に詳しく書かれています。

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2008年1月29日 (火)

カルト映画『純愛』にご注意を

 オーマイニュースで、映画『純愛』(主演・小林桂子氏)について、また記事を書きました。

『純愛』が止まらない!!

 オーマイニュースでは昨年12月以降、上記記事を含めてテキスト記事4本、写真記事1本、動画1本を費やして報じています。上記記事の下の方に表示された「関連記事」「関連TV・Photo」から閲覧できるので、ぜひ読んでいただければと思います。

 『純愛』は、自己啓発セミナーがらみの偽装チャリティー映画です。法人格のない「小林桂子基金」を「NPO法人」だと称し、偽造書類を用いて複数の企業を騙しました。その偽装NPO法人の代表理事を自称していたのも、『純愛』主演の小林桂子氏。NPO偽装以前に、自分主演の映画の収益を、自分が代表理事を務めるNPO法人に寄付すると言っている時点で、ちょっといかがわしさが漂う自作自演なんですけどね。

 『純愛』は一時、EXILEのヴォーカル・ATSUSHIを広告塔にし、ATSUSHIが主題歌を無償提供していました。しかし偽装に気づいたエイベックスやLDH(EXILE所属事務所)が、昨年10月に主題歌を引きあげたため、『純愛』は主題歌部分や宣伝での告知内容を変更せざるを得なくなりました。
 その後、『純愛』製作実行委員長の奥山省吾氏(『純愛』の配給宣伝会社を自称している化粧品・美容関連のプロジェクトデザイン社代表で、小林桂子氏の事実上の夫)らは、エイベックスとのトラブルを隠し、ほかの企業を騙してさらにカネ集めを続け、メディアに宣伝をはたらきかけていました。
 そのことが報道によって暴露されると、NPO法人の偽装は自分たちがやったことではなく、自分たちがNPO法人設立を依頼した第三者による詐欺だという釈明を公開しました。

 それだけでは説明がつかない不自然さや矛盾点も多い釈明でしたが、彼らは、それ以上の具体的な説明もしないまま、今度は札幌で新たなカネ集めを始めています。自己啓発セミナー卒業生らから集めた1億円以上もの出資金や、企業を騙して得た協賛金は、全部使っちまったんだそうです。
 新たなカネ集めの名目は、スイスでの上映会。300~500万円のカネがかかるそうです。といっても、現地でのパーティー代や、小林桂子氏ら関係者の渡航費用なども含めてですが。しかもこれ、オファーの内容から推測するに、興行ではなく試写会っぽい。
 国内での興行でさえ収益を出せていないのに、海外に行くためにカネ集めをしているわけです。スイス上映を彼らに持ちかけているのは、昨年、『純愛』が出品されたモナコ国際映画祭のプロデューサーだとか。

 “第三者による詐欺”は『純愛』関係者にとって、観客や出資者に誠意ある説明をすべき事件であると同時に、自らの無能さ・無防備さを反省すべき事件のはずです。なのに、「今を逃すとチャンスはない」「99%の確立で欧州での配給が決まる」などというプロデューサーの、まるで悪徳商法のセールストークみたいな言葉に飛びつこうとする。しかも他人のカネで。
 これって、彼らが何ら反省していないことの証明ですね。彼らが“第三者による詐欺”を、批判をかわす(あるいは同情を買う)ための単なるキャッチコピーとしか考えていないということです。

 さらにおかしなことがあります。映画の興行や宣伝のために支援者にカネをよこせと言ってトークショーをやって、出演者の一人であるYASUTAKA氏がへたくそな歌まで披露り、「札幌応援団結成式」などというイベントまでやっていながら、『純愛』の上映館には、中国に学校を作るための募金箱とかそういうものが見当たりません。中国に学校を作るチャリティー映画のはずなのに、そんなのはそっちのけ。自分たちにカネよこせという話ばっかりです。

 これまでぼくは、ぼくなりに「取材者」「報道者」という意識でこの問題を取り上げてきたつもりでした。人によっては、「ホントかよ」って思える部分もあるかもしれないけど、いちおうぼくの自覚というか力加減として、そういう線引きをしていました。
 「報道」の目的をぼくは、批判対象を潰すことではなく、世間の目に晒すことで実態相応の評価を受けるようにするとか、彼ら自身がメディアや世間の反応を参考にしてやり方を改めることを期待するとか、そういう部分に置いています。

 でも正直、もうキレました。もちろん報道者としての倫理観とか正義感とかもあるけど、もはやぼくの感情レベルで許せなくなってきています。

 取材した感触としては、彼らは厳密な意味での詐欺師ではなく、たぶん無能で世間知らずのお調子者という気がします。
 騙す意図がなければ詐欺罪は成立しないかもしれません。でも、理をわきまえず暴走すれば、たとえ悪意がなくても立派な害悪です。

 オーマイニュースをはじめニュース媒体で記事を書く際には、今後も「報道」としてこの問題を書いていこうと思います。でもこのブログでは今後、『純愛』の撲滅を目指して情報を掲載していこうと思います。
 まあ、別に撲滅できるようなプランを持ってるわけでもないですが、なんか、そのくらいの気合いで取り組まないと彼らの暴走に一矢報いることすらできない気がしてきました。彼らも、彼らの周囲の「信者」たちも、報道されたくらいじゃ事実を見ようともしないし、立ち止まって考えようともしないんだもん。

 とりあえずみなさん、映画『純愛』を見かけたら近寄らないように注意してもらえればと思います。間違っても、おカネを出したり手伝ったりしない方がいいと思います。いま『純愛』に協力している人たちも、他人を巻き込むことで自分が加害者になるんだということを少しは自覚してほしいです。

 『純愛』プロジェクトは、自らが標榜した「チャリティー」と矛盾した活動をすることも、他人に迷惑をかけることも、なんとも思わずにやってのけるカルト的集団です。営利目的でも悪意でもなく、思い込みで間違った方向に暴走している点なんか、狂信的宗教集団にすら似ています。
 mixiの『純愛』コミュニティにオーマイニュースの記事のURLが投稿されたら、管理人の奥山省吾氏が削除していました。「情報操作」というほど大それたことでもないですが、「信者」に情報を与えないように努力していることは間違いないようです。

 自己啓発セミナーをカルト的な集団と捉える人はいます。『純愛』は、自己啓発セミナーがらみの映画です。しかしそのことが『純愛』をカルト的と評する根拠ではありません。
 非常識な手段で、ときにはウソをもつきながら人を集めカネを集める『純愛』関係者の集団は、それ自体が単独でカルト的性格を発揮していると思います。下手したら、小林桂子氏の出身セミナーであるARCインターナショナルや、『純愛』の製作資金集めの草刈場となったETLジャパン以上に、『純愛』プロジェクトの方がカルト的かもしれません。
 『純愛』がセミナー受講生にたかった製作資金は「1口100万円」。ARCやETLのセミナーだって、3段階全て受講しても30~40万円です。「金額=カルト度」というわけでもないですが。

 というわけで『純愛』は、一般的な意味とは違う意味で「カルト映画」です。
 しかし同時に、本来の意味での「カルト映画」とも言えるかもしれません。1億円も費やしたわりには見事なまでに出来が悪い映画だからです。

 ゲテモノ観たさで劇場に運ぶという人がもしいるなら、止めはしません。イケてなさも非常に中途半端な映画なので、その気持ち悪さを楽しめて、なおかつ劇場の観客たちの大げさなすすり泣きすらも笑って見ていられるような、そんなコアな人におススメです。わかりやすいトンデモ映画が好きな人には、少々キツイと思います。

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2007年12月29日 (土)

映画『純愛』公式サイトのウソを暴く!

 オーマイニュースの「チャリティー映画『純愛』のウソを暴く!」(前編後編)で、『純愛』関係者が収益の寄付先としていたNPO法人が実際には存在せず、彼らがATSUSHI(EXILE)の所属レコード会社や所属事務所、映画興行の協賛企業に対して、NPO法人に関する偽造書類を提示していたことを書きました。

 その後『純愛』側は、公式サイトで「自分たちも第三者に騙された」という趣旨の主張を掲載しています。

 せっかくなので、彼らの公式サイトのウソも暴いちゃおうと思います。公式サイトの文面を引用した部分の末尾に赤字で日付をつけますが、これは、藤倉がこのサイトのデータを保存した日付です。

<新エンドロールについて>
銀座シネパトス公開時に使用させていただいていたエンドロール主題歌は、07年10月末をもって使用許諾期間を終えることとなりました。
(2007.12.21)

 これがもっとも悪質なウソです。『純愛』関係者はこれまで、これと同様の虚偽の説明を協賛企業や一部マスコミに対して行なってきました。その後、この部分は、こういう記述に変わっています。

主題歌をご提供いただいておりましたレコード会社様,及び主題歌を歌っていただいていたご本人の所属事務所様からは、主題歌使用中止のお申入れをいただきました。
(2007.12.29)

 事実上、虚偽の説明であったことを自ら認めたようなものです。

 しかし、ことの経緯については明らかに誤った説明が書かれていました。

2007年12月17日、上記経緯は、すべて当基金会がNPO法人化の手続きを依頼していた第三者による巧妙に偽装された詐欺行為であったことが判明し、当基金会は偽装されたNPO法人の認証を受け取っていたことが明らかになりました。
(略)
こうした状況の中、一部の週刊誌ほかから、明らかに事実に反する視点からの取材申込みを受けたため、私達としては取材拒否の姿勢を貫いて参りました。
(略)
この一件により主題歌をご提供いただいておりましたレコード会社様,及び主題歌を歌っていただいていたご本人の所属事務所様からは、主題歌使用中止のお申入れをいただきました。
(2007.12.24)

 これ、事実関係の順序が全く逆です。
 実際の順序は、こうです。

(1) レコード会社と所属事務所が書類の偽造に気づいて主題歌の使用中止を申し入れた(2007年10月頃)
(2) 「一部の週刊誌ほか(週刊朝日とオーマイニュースと思われる)」が『純愛』関係者・支援者らに取材を申し入れた(2007年12月上旬)
(3) その取材によって事実を知った支援者が『純愛』側に説明を求めた(2007年12月14日以降)
(4) 『純愛』側が、書類が偽造だったことを認め、「自分たちが詐欺にあった」と主張し始めた(2007年12月17日)
(5) 週刊朝日発売(2007年12月17日)、オーマイニュースが記事を掲載(2007年12月17・18日)

 12月25日に『純愛』サイトは、上記で引用した「この一件により」という、因果関係を断言する表現を消して、経緯を曖昧にしましたが、説明の順序は相変わらず事実と逆になっていました。
 事情を知らない人が読んだら、『純愛』側が自ら「詐欺」を発見し、その後に雑誌の取材や所属事務所からの「主題化使用中止」の通告を受けたかのように勘違いしかねません。表現を修正してもなお、そのような記述にしているということは、『純愛』側が意図的に読み手の勘違いを期待していると受け取られても文句は言えないでしょう。

 この点について、12月29日に更新された『純愛』サイトでは、こういう記述が加わりました。

また、この事件発覚のきっかけは、レコード会社様からの問合せをいただいたことであり、重ねて御礼申し上げます。
(2007.12.29)

 ウソをついては、ちょっとずつ、ちょっとずつ、サイトの文章を書き換えてつじつまを合わせていく。でも、そのことで、かえって「ウソ」を自ら認めることになっています。

 さて、メディアの取材に関する説明も、デタラメだらけ。

こうした状況の中、一部の週刊誌ほかから、明らかに事実に反する視点からの取材申込みを受けたため、私達としては取材拒否の姿勢を貫いて参りました。結果的に12月18日頃に公表された記事は事実に反する誹謗・中傷に終始しており、私達は甚大な損害を被っています。
(2007.12.29)

 ぼくは、12月6日以前から取材を申し入れており、『純愛』広報窓口である市川慶子氏が、映画祭のためモナコに行っている製作実行委員長の奥山省吾氏にメールで連絡しておくと答えました。しかし実際には連絡を取っていませんでした。

 奥山氏が帰国後、ぼくが奥山氏本人に電話をして確認したところ、市川氏が彼にメールでの連絡をしていないことがわかり、奥山氏に取材の申し入れをしました。奥山氏からは、「個人的には、取材を受けてきちんと説明したい」と言われました。しかし12月14日、一転して、「取材は一切受けない」と市川慶子氏から電話連絡が入りました。

 このことからわかるように、実際には『純愛』側は「取材拒否の姿勢を貫いて」などいません。彼らは、取材対応についてどっちつかずの態度をとりながら、だらだらと1週間以上も返答を延ばしてきました。

 また、『純愛』サイトでは、「一部の週刊誌ほかから、明らかに事実に反する視点からの取材申込みを受けた」と書いてありますが、これもウソです。週刊朝日がどのような申し入れをしたのかは知りませんが、ぼくは取材申し入れの際、「NPO法人が存在しない件」と「お金の流れ」について聞きたいという程度の説明しかしていません。
 NPO法人が存在しないのは事実だし、「お金の流れ」は単なる質問であって、こちらから何か具体的な事実を彼らに提示したこともありません。

 彼らは「12月18日頃に公表された記事は事実に反する誹謗・中傷に終始しており、私達は甚大な損害を被って」いるそうなんですが、週刊朝日やオーマイニュースの記事のどこがどう「事実に反する誹謗・中傷」なのかは、一切明らかにされていません。もちろん、オーマイニュースでぼくは、証拠・証言に基づいたことしか書いていません。
 それより何より、週刊朝日は知りませんが、オーマイニュースにもぼく個人にも、彼らから何の抗議も来ていないんです。
 まあ、年末年始を挟んでしまっているので、年が明けてから届くんでしょうか。それとも、メディアの取材に関する彼らの説明も、今後ちょっとずつ書き換えられていくんでしょうか。
 いつまでもウソを垂れ流したままのようなら、オーマイニュースやぼくの名誉に関わる問題です。ぼくも「弁護士に相談して対応を協議しちゃってみようかなあ」とか考え始めるかもしれません。

 あと、これはウソではなく、おそらく『純愛』関係者がものごとの道理を理解していないことから生じた誤りではないかと思うんですが、こういう記述がありました。

<幼稚園建設費用について>
2007年8・9月の銀座シネパトスでの初公開は大成功のうちに終了することができました。そして、その興行収益の10%の約120万円を中国泰安市の希望小学校内に作る予定の幼稚園建設費用として保管させていただいています。
(2007.12.21)

 なんと、東京興行では、1,200万円もの収益があったということになります。
 『純愛』の東京公開の観客動員数は6,266人です。1人分のチケット代が1,800円だとすると、約1127万円の売上げがあったことになります。
 この数字を比べると、『純愛』サイトに掲載された「収益」というのは、正確には「売上げ」のことでしょう。

 この間違いに気づいたのか、何か別の事情があったのかはわかりませんが、現在の『純愛』サイトからは、この記述が消えています。

 もうひとつの誤りは、「文書偽造」「詐欺」がわかったと主張し始めた後の、この記述。

今後については、

① 刑事告訴、告発の届出、犯人逮捕、事件解決
② 関連する皆さまへのご説明
③ 小林桂子基金会のNPO法人認証の準備
 (名称を「純愛基金」と変更する予定です。)
④ 事業全体の運営体制の刷新・強化

を、順を追って、具体的に進めてまいります。
(2007.12.22)

 刑事告訴の後、犯人が逮捕され事件が解決してから関係者に説明するとは、いったい何年かかるのか。そもそも、警察が告訴状を受理するかどうかもわからない。騙されて周りに迷惑をかけたと言っている割には、ずいぶんと悠長な人たちだなあと思いました。
 さすがにこれも誤りに気づいたのか、現在では、こういう記述に変わっています。

今後については、
① 刑事告訴、告発の届出
② 関係者の皆さまへのご説明
③ 小林桂子基金会のNPO法人認証の準備 (名称を「純愛基金」と変更する予定です。)
④ 事業全体の運営体制の刷新・強化                    
を順を追って、具体的に進めてまいります。
(2007.12.29)

 なお、12月29日の『純愛』サイトの更新では、これまで末尾に、

小林桂子 映画「純愛」製作総指揮・小林桂子基金会理事長
奥山省吾 映画「純愛」製作実行委員長・小林桂子基金会理事

 とあった部分が、

小林桂子 映画「純愛」製作総指揮・小林桂子基金会理事長
市川慶子 映画「純愛」製作担当・小林桂子基金会理事
奥山省吾 映画「純愛」製作実行委員長・小林桂子基金会理事

 に変わりました。1人増えてます。
 新たに「理事」として登場した市川慶子氏は、『純愛』の広報窓口を勤めている女性で、「代官山サロン」というエステサロンを経営しています。「代官山サロン」には小林桂子氏も関わっているようです。

 市川慶子氏は、『純愛』の配給・宣伝会社ということになっている株式会社プロジェクトデザイン(代表・奥山省吾氏)の監査役であり、小林桂子氏とともに有限会社ケイズカンパニーの取締役も務めています。小林桂子氏は、プロジェクトデザイン社の取締役でもあります。
 株式会社プロジェクトデザインは、もともと映画配給会社ではなく、化粧品や美容関連のイベント企画やサロン経営、コンサルティングをメインとした会社のようです。

 要するに、

・株式会社プロジェクトデザイン
・有限会社ケイズカンパニー
・小林桂子基金

 の3団体は、ぜんぶ同じ人たちがやっているものだということですね。そういった関係が明示されないまま、これまで『純愛』関連情報として雑誌やインターネットで宣伝されてきましたが。支援者や協賛企業は、この事実を知っているのでしょうか。

 ちなみに、小林桂子・奥山省吾氏は、法律上はすでに離婚しているようですが、現在も事実婚状態であるとの証言があります。

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2007年6月12日 (火)

「ベストグループ問題掲示板」の発信者情報開示請求

 ぼくが運営する「ベストグループ問題掲示板」(http://otd10.jbbs.livedoor.jp/bestgroup/bbs_plain?range=20)の投稿について発信者情報開示請求が出された件。
 ライブドアのいい加減な対応を「オーマイニュース」でレポートしました(全3回)。

発信者情報開示請求を食らってみた
(1) ライブドアはプロバイダ責任制限法を遵守する気があるのか
(2) 「気に食わなければ裁判を起こせば?」がライブドア流か
(3) 発信者に正当な手続きを保障しない、プロバイダ法の大盲点

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2007年5月26日 (土)

最近書いた宗教関連記事

 最近、忙しくてさっぱりブログ更新してませんでしたが、最近の宗教・カルト関連のお仕事報告です。

Photo◇2007年4月発売/晋遊舎/.net実話 アングラーEX vol.6/「新興宗教お宝鑑定隊」、「スピリチュアの現場」(スピリチュアル・コンベンション)

 

 『.net実話アングラーEXVol.06』で、「新興宗教お宝鑑定隊」と「スピリチュアルの現場」の2本の記事を書きました。

 「新興宗教お宝鑑定隊」は、統一教会や法の華三法行などのカルト宗教が信者に売りつけている高額グッズを、古物商に鑑定してもらうという記事です。信者がウン千万円で買わされたグッズでも、古物商の評価額が「ウン千円」とか「ゼロ円」とか。笑うしかないくらいのビックリな価格差は、そのまま教団のあくどさを示してますね。
 各教団の被害者が起こしている裁判などで、グッズのインチキぶりが暴露されているケースはあります。でも複数の教団の計20点以上のグッズをいちどに鑑定するなんてアホな企画は、さすがに本邦初なんじゃないかと勝手に思っていますが、実際どうなんでしょうね。
 とりあえず、資料価値もそこそこあるのではないかと。「カルト宗教美術年鑑」みたいな感覚で使えるかも(?)。

 「スピリチュアルの現場」は、連載2回目。1回目は X Japan の TOSHI がハマってる自己啓発セミナーを取り上げましたが、今回は「スピリチュアルコンベンション(通称すぴこん)」です。ぼくが助手(?)をつれて、東京会場に行き、あれこれ体験してきました。単なる体験レポートではなく、恐ろしいほどの短期間で「毎週日本のどこかで開催されている」(事務局関係者)ほどになるまでの増殖過程がわかるような表もつけてみました。

Photo_1◇2007年5月発売/晋遊舎/.net実話コミックアングラー Vol.01/「あるインチキセミナーの手口と対策」、「宗教団体と戦い続ける街」(オウム、創価学会、神慈秀明会、真如苑)

 

 『アングラー』の姉妹誌として、今月『コミックアングラー』も創刊されます。創刊号で、ぼくは、女子学生ばかりを狙った自己啓発セミナーをテーマにしたマンガ「あるインチキセミナーの手口と対策」の原案を書きました。この自己啓発セミナーは、ぼくが運営する「自己啓発セミナー対策ガイド」の掲示板でもよく話題になっている会社です。その会社の勧誘手法と対策法(ちょっとおちゃらけ)を解説するマンガです。
 同じく『コミックアングラー』創刊号の活字ページで、「宗教団体と戦い続ける街」というレポートも書きました。オウム(アーレフ・ひかりの輪)、創価学会、神慈秀明会、真如苑といった教団と、それらの進出に反対する近隣住民との対立をレポート。
 写真ルポに近いページ構成で、あまり文章を書けませんでした。詳細はほかのところで引き続きレポートしていきたいというのが正直なところだったりします。

Omn◇2007年5月17日掲載/オーマイニュース/「上祐派独立・地域住民の不安と賠償問題」「“2つのオウム”に悩む東京・世田谷」

 オウムに関しては、「オーマイニュース」で、「上祐派独立・地域住民の不安と賠償問題」という記事を書きました。住民デモや「ひかりの輪」副代表の講演のレポートです。住民デモの動画レポート「“2つのオウム”に悩む東京・世田谷」もついてます。

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2006年7月 4日 (火)

顕正会、勧誘トラブルでまた逮捕者

 顕正会でまた逮捕者です。TBSでは、容疑者が「入会を断られて腹が立った」と容疑を認めているとする報道もありました。入会させるために脅迫や暴力を用いるのは(犯罪行為だし賛同しませんが)動機としてはわからないでもありません。しかし、入会を断られた腹いせに暴力をふるったって、別に信者数が増えるわけでもなく、ムダに事件になるだけでしょう。
 法律やものの道理どころか損得さえもわきまえない「宗教の暴走」は本当に怖いですね。

<宗教法人>「顕正会」会員を傷害容疑で逮捕 入会迫り殴る

 群馬県警館林署は3日、宗教法人「顕正会」(本部・さいたま市)会員で同県館林市緑町、派遣会社社員、中沢誠容疑者(58)を傷害容疑で逮捕し、同県高崎市の顕正会高崎会館など2カ所を家宅捜索した。
 調べでは、中沢容疑者は5月27日午後9時ごろ、館林市内の飲食店で知人の無職男性(71)に入会を迫ったが拒否されたため、男性の顔を殴って軽傷を負わせた疑い。同会は強引な入会勧誘のトラブルが多く、01年には千葉市や秋田市で会員ら4人が暴行容疑などで逮捕された。昨年7月には神奈川県警が会員らを監禁容疑で逮捕(その後起訴猶予処分)した。群馬県警にも今年に入り9件の相談があったという。
(毎日新聞) - 7月3日19時46分更新

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2006年5月31日 (水)

改正消費者契約法

 YOMIURI ONLINE
 悪質商法に「団体訴訟制度」…改正消費者契約法が成立

 悪質商法の被害者に代わり、消費者団体が業者に不当行為の差し止めを請求できる「消費者団体訴訟制度」(団体訴権)の新設を盛り込んだ改正消費者契約法が31日午前、参院本会議で全会一致で可決、成立した。来年6月にも施行される。

 同法は、被害者に代わり消費者団体が悪徳業者を訴え、不当な勧誘などができないようにして消費者全体の利益を守ることが目的。「確実に値上がりする」とうたった元本保証のない金融商品の販売など、消費者契約法で規定した不当な契約条項や勧誘を対象に、消費者団体が訴訟を起こして契約条項そのものを法的に差し止めることができる。

 訴訟を提起できる消費者団体は「不特定多数の消費者の利益の擁護を図る活動を目的とし、その活動を相当期間にわたり継続して行っている」ことなどを要件に首相が認定する。

 これまでも、被害者個人は、契約取り消しの訴訟を起こすことはできたが、裁判費用などを考えると訴訟を起こさず泣き寝入りする例が多かった。

(2006年5月31日12時19分  読売新聞)

 消費者団体などが不当な契約条項の差し止めを求める訴訟を起こせる団体訴訟制度は、自己啓発セミナーの問題なんかでも使えるんだろうか。専門家による評価や実用面での可能性に注目したいですね。

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2006年4月20日 (木)

神慈秀明会・会主一族が16億円所得隠し

 世界救世教の分派であり、ターミナル駅前などでの「手かざし」で有名な神慈秀明会で、会主一族の意図的な隠蔽による所得隠しがバレちゃったという報道がありました。「あなたの健康と幸せをいのらせてください」と通行人を呼び止める、あの教団です(最近、あんまり見ない気がするけど)。

Sankei Web
滋賀の宗教法人が16億円所得隠し 大阪国税局指摘

 平成15年11月に死去した宗教法人「神慈秀明会」(滋賀県甲賀市)の故小山美秀子会主の遺産を巡り、同会と長女の小山弘子会長(65)ら親族が大阪国税局の税務調査を受け、相続税など計約16億円の所得隠しを指摘されていたことが19日、分かった。同国税局は重加算税など約10億円を追徴し、小山会長らは修正申告に応じている。
 関係者によると、遺産は小山会主の死去後、長女の小山会長ら親族6人が相続し、約31億1200万円を申告した。

 ところが大阪国税局が調査したところ、会主の所有していた古美術品のうち、同会関連の財団法人「秀明文化財団」が運営する「MIHO MUSEUM」(ミホミュージアム、同県甲賀市)に所蔵されていた約700点(約10億円相当)が同会に寄贈したように処理されていた。

 財産の寄贈先が宗教法人の場合、非課税となるが、古美術品については非課税措置を受けるために必要な書類が国税当局に提出されておらず、同国税局は寄贈は仮装だったと判断した。

 また会主が生前贈与したように装い、京都国立博物館(京都市東山区)に寄託していた茶道具や掛け軸など約40点(約4億5000万円相当)と、教団の施設に隠されていた約80点の古美術品(約1億円相当)の申告もされていなかった。

 これらの美術品の大半は小山会長の相続財産と認定された。

 このほか二男は同会発注の施設工事の際、請負業者から得た約1億円の謝礼金を自分が代表を務める赤字会社が受け取ったことにして個人の所得申告から除外していた。

 さらに兵庫県の同会名義の不動産を小山会長らが使用していたことについて、国税局は「家賃が低すぎる」として会長らへの給与と認定し、源泉所得税の徴収漏れを指摘した。

(04/19 13:47)

 asahi.comにも記事があって、基礎情報は産経と同じ。ただし朝日の方は、こういう形で小山弘子会長の代理人と神慈秀明会の談話を掲載しています。

asahi.com
宗教法人「神慈秀明会」、会長ら16億円申告漏れ(抜粋)

 〈小山会長の代理人の話〉 会主は生前、自宅以外にある美術品について「会に寄付した」と言っており、遺産との認識はなかったが、国税当局の指摘を受けて修正申告した。

 〈神慈秀明会の話〉 寄付が認められず、故人の遺志が果たせなかったのは残念。源泉所得税は指導に従って納税した。

 これらの記事を読むと、単なる所得隠しだけではなく、故・小山美秀子(みほこ)会主の次男にあたる信徒代表・英二氏が神慈秀明会発注の工事をめぐって請負業者から個人としてリベートを受け取り、なおかつその所得もゴマカシていたことまでバレちゃったようです。これぞ宗教利権。
 英二氏は「自分が代表を務める赤字会社が受け取ったことにして個人の所得申告から除外していた」とのことです。で、調べてみると、記事にある「赤字会社」かどうかまではわかりませんが、小山英二氏が代表を務める豊和商事株式会社(兵庫県芦屋市)という会社のデータが東京商工リサーチにありました。
 取締役に橋本孝子、小山弘子という名前があります。営業種目は「出版,神具仏具その他祭祀用具の購入・販売」で、仕入先は「宗教法人神慈秀明会」となっています。
 
 神慈秀明会そのものについては、教団の公式サイトのほか、RIRC宗教教団情報データベースで概要が見られます。神慈秀明会批判のすごい情報量のサイトもあります(家族を新興宗教から守ろう)。

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2006年4月10日 (月)

子どもの小遣い天引き・救世軍の児童養護施設を広島県が指導

asahi.com
児童施設が子供の小遣い「ピンハネ」 広島・呉
2006年04月08日

 キリスト教会「救世軍」(東京)の社会福祉法人「救世軍社会事業団」が運営する広島県呉市内の児童養護施設が、公費から子供に支給される小遣いの一部を毎月徴収し、教会への献金にあてていたことがわかった。少なくとも6年以上繰り返されていたとみられ、広島県は「好ましくない」として3月10日付で口頭指導した。

 同事業団が運営する児童養護施設は他にも全国に4カ所あり、厚生労働省はこの問題についての情報を、管轄する各自治体に提供する方針。

 呉市の施設は48年に認可された「救世軍愛光園」(及川寿子施設長)。経済上の理由や家庭内暴力などで親と暮らせない5~17歳の30人が入所。県と国が半額ずつ負担する措置費でまかなわれ、毎月の小遣いは年齢に応じ月1千~3500円となっていた。しかし、県が調査したところ、同園は子どもたちの銀行口座にいったん入金した小遣いをそれぞれに渡す際に、全員から1人400~500円を差し引いていた。

 子どもたちは献金をとられていることを何らかの形で説明されていた。このため県は「違法とまではいえないが、本来自由に使える小遣いが自動的に献金に回るのは適切といえない」として口頭指導。同園は3月分の献金を子どもたち全員に返還した。

 及川施設長は「感謝の心を学ばせる教育の一環で、00年の着任時からこのような運用だった。強制ではない」と話している。

 中国新聞の記事では、「同園では毎週日曜日に、関連の宗教法人の牧師が聖書などを教えている。少なくとも六年前から牧師への寄付として、入所する約三十人から一回当たり小学生以上で百円、就学前で五十円を、毎月の小遣いから差し引いていた」となっています。「全員から1人400~500円を差し引いていた」となっている朝日の記事と総合すると、要するに聖書を教えてくれたお礼という名目で、1月4~5回分の合計400~500円を天引きというのが“明細”になるんでしょうか。
 園は「強制ではない」と言ってますが、強制かどうかというより、国と県が子ども宛に出しているお金を宗教献金として、個々人の裁量ではなく一律に天引きしていたということが問題のような気もします。
 「ピンハネ」という見出しに惹かれて朝日の記事を引用しましたが、情報として参考になるのは中国新聞の記事の方です。「子どもの裁量で小遣いは使うべきで、天引きのような集め方は好ましくない」とする県こども家庭支援室の指導内容を紹介していました。

 ちなみに、Wikipedeia 「救世軍」の項によると、同教団の福祉事業団体はこのくらいあります。

■児童養護施設
 愛光園(呉)
 豊浜学寮(呉)
 希望館(大阪)
 機恵子寮(東京)
 世光寮(東京)

■保育所
 しせいかん保育園(札幌)
 菊水上町保育園(札幌)
 桑園保育所(札幌)
 呉保育所(呉)
 佐野保育園(栃木)

■女性保護施設
 婦人寮(東京)
 新生寮(東京)

■ホームレス宿泊施設
 自助館(東京)
 新光館(東京)

■アルコール依存症更生施設
 自省館(東京)

■特別養護老人ホーム
 恵泉ホーム(東京)

■ケアハウス
 ケアハウスいずみ、ホームヘルパーステーションいずみ(東京)

■老人保健施設
 ブース記念老人保健施設グレイス、在宅介護支援センター、訪問看護ステーション、訪問介護ステーション(東京)

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2006年2月23日 (木)

聖神中央教会・金保に懲役20年判決ですが

 教会内での聖虐待事件について、京都地裁でこういう判決が出たわけで、そりゃまあ当然だろうと思います。
 奇しくも、この判決が出る直前、このブログの過去の記事に「聖神中央教会である役職をになっていたもの」という方からのコメントがありました。

2005年4月11日 (月)
理解に苦しむ浅見定雄コメント

 「副牧師、長老、役員たちですら事実関係をまったく知らないまま突然起きた事件でした」と、飽くまでも金保個人の犯罪ということで片付けようとするかのような意見で、事件直後に類似の声明を出した浅見定雄氏を支援する内容です。
 しかし、どう考えても、こういうスタンスで聖神中央教会事件を評価するのって、おかしいんですよね(浅見氏については、当時拙速な意見を出したというだけで、現在も同じ意見なのかどうかは知りませんが)。

 浅見声明の直後には、十数人もの教会幹部が京都府警の事情聴取に「永田容疑者が牧師室で少女に暴行しているのを知っていた」と語っているとの報道もありました。
 つい最近も、横浜支部の牧師が子どもに暴力をふるった件で訴えられています。聖神中央教会の現代表・西山務牧師にしても、金保逮捕後に記者会見で「捜査結果を待ちたいが、私たちは永田牧師(金容疑者)が無実であると信じています」などと語り(2005年4月27日共同通信)、内部調査すら行わないとしていました。いまでは事件について「事件は教会とは関係がない。被告自身の問題」という論理で(2006年2月21日共同通信)、ヤフーニュースの日経新聞記事によれば、「聖書の言葉の通り人は人を裁かない」と言って教団としての真相究明には依然として取り組まない姿勢を示しているとのことです。
 やっぱり、組織ぐるみでおかしい団体でしょう。聖神中央教会の問題は、「金保だけ」でも「性虐待だけ」でもないと思います。

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2006年2月22日 (水)

『「カルト」を問い直す 信教の自由というリスク』を読むリスク

 日ごろ、カルトや自己啓発セミナーの問題については、素人が理解できるように整理したり、素人でも探し当てることができる場所に情報を載せておくことがとにかく重要だと考えています。今年1月に出版された『「カルト」を問い直す』(櫻井義秀、中公新書ラクレ)は、そういう意味でかなりオススメの一冊。オウム真理教(現アーレフ)問題、統一教会問題、脱会カウンセリング問題、カルト問題をめぐる大学内の事情など、フィールド調査の成果をまじえながら報告し、カルト関連の議論について整理、解説、問題提起を行う内容です。
 書かれている情報が比較的新しく、「現場の事情」との兼ね合いを重視して議論の視点や方向性を検討している点が、特にすばらしいと思います。たとえばオウム信者の居住地で起こった住民反対運動をめぐって、「人権派」と呼ばれる人々がオウムバッシングに異を唱えているわけですが、著者の櫻井氏は、地元住民がオウムに対して抱く生活者としての不安と部外者の「正論」を並べて見せた上で、この「人権派」の論理について「原則論」「法律論」の域を出ない人権論であると批判的に解説しています。「オウム信者の人権」といった原則論だけでは、実際の問題に現実的な答えを出すことはできない、という考えに立っています。
 オウム問題に限らず、統一教会問題をめぐっても、ある程度具体的な事例などをまじえて「論」を展開する構成なので、カルト問題に馴染みのない人でも、カルトをめぐる社会的な問題や議論をある程度見渡すことができるのではないでしょうか。

 ただしこの本には、不自然で不可解な部分もあります。特に初心者が読む場合にこそ注意すべき「罠」があると言ってもいいかもしれません。ぼくが特に重視している問題点は、以下の2つです。

(1) 部外者による「原則論」より当事者の現実的な事情への配慮を訴える構成・論調であるのに、脱会カウンセリングについてはむしろ「原則論」によって擁護している。
(2) 脱会カウンセリングについて、「宗教をやめさせる自由」という不可解な概念を突如、提示している。

 脱会カウンセリングについては、月刊『現代』2004年11月号でルポライターの米本和広氏が、牧師や信者家族が統一教会信者を拉致監禁して脱会させるという手法をとっていることをレポートし批判しています。ここでは、統一教会脱会者が自分を拉致監禁した親に関して発した辛らつなコメントが実名で掲載されていました。
 これに対し櫻井氏は本書の中で、本人の「心身症的状態」(櫻井氏がそう表現している)や、家族への影響、家族との今後の関係への影響を危惧し、コメントを実名で掲載したことについて米本氏を批判しています。元信者の言葉を米本氏が真に受けて、その言葉の背景への洞察が不足していたとして、元信者のコメント信憑性にも疑問を投げかけています。
 米本ルポについて元信者やその家族への影響を懸念しているのは櫻井氏だけではありません。ぼく自身、カルト問題に取り組む別の人から同様の指摘をしているのを耳にしています。ぼくも同じ思いではあります。
 しかしそれは原則論として正しいものの、特定の事例やそこに関わる人への評価として正しいかどうかはわかりません。
 ルポに登場した元信者が何を思い、米本氏との間にどういった関係を構築し、どういうプロセスで掲載にいたり、その結果どうなったのか(あるいはどうなる可能性があったのか)。結局、そこを具体的に提示し検証しなければ米本氏を批判するほどの根拠があるとは言えないわけですが、本書で櫻井氏はそういった作業はしていません。他の事例や裁判情報や論文を紹介しつつ、それに基づく「原則論」で米本氏を批判しています。
 批判の内容自体は原則論・一般論としてはまっとうなんですが、部外者的な原則論を批判する他章の論法から大きく外れていると同時に、米本氏への批判の手法としても少々アンフェアです。

 脱会カウンセリングの意義やリスクについて具体的・実証的な記述がないのも気になりました。「信教の自由というリスク」との副題を掲げ、本文でも宗教にからむリスクについて解説しているわりに、脱会カウンセリングの部分については、リスクを測れる材料どころかリスクを測る必要性すらも提示せずにヨイショしています。
 もともと脱会カウンセリングをめぐっては当事者たちの秘密主義という壁があり、それを無理やりこじ開けるわけにもいきません。本書が脱会カウンセリングについて説明不足の提灯記事になっているのは、著者の問題だけではなく、脱会カウンセリングについて部外者が判断する上で必要な情報さえもほとんどアウトプットしない関係者たちの村構造の問題でもあります。著者自身が日本脱カルト協会の理事なので、しがらみは間違いなくあるでしょう。
 この辺までが、(1)に関連する問題点です。
 誤解のないように書いておきますが、過去・現在ともに「脱会カウンセリング=拉致監禁」とは限りません。

 (2)にからむ部分ですが、櫻井氏は本書で、脱会カウンセリングに携わる側とそれに反発する側(教団や信者、反カルト運動を批判するライターなど)との対立を、宗教を「やめさせる自由」と「信教の自由(あるいは、やめない自由)」との対立として説明しています。
 信教の自由については、憲法にも書かれていることですから特に説明はいらないでしょう。問題は「やめさせる自由」です。そんなもん、はたして本当にあるんでしょうか。ぼくには、とりあえずあると想定して議論することすら困難に思えます。
 統一教会信者が自分を拉致監禁したケースについて、裁判所も含め周囲が一定の理解をできるのは、家族の側のやむを得ない事情を考慮するからではないでしょうか。「自由である」のと「やむを得ない事情がある」のとでは全く違います。
 説得する側にあるのは、あえて名づけるなら「説得する自由」や「助言する自由」、あるいは影響を受ける者としての「反対する権利」でしょう。たとえば自分の家族が統一教会に入って詐欺的・脅迫的活動に従事しているとなれば、多少強引な説得でもしないわけにはいきません。
 カルト信者の家族が「やめさせる自由」をふりかざしているという印象は全くないですし、櫻井氏が本書で紹介している事例からもそういう事実は読み取れません。しかし仮に、家族が「やめさせる自由」をふりかざしていたとしたら、拉致監禁ではなく「説得」のレベルであったとしても世間的に支持されたり許容されたりするのは難しいでしょう。

 宗教を信じる自由は、信仰や団体への加入が自己決定にゆだねられている範囲において言えることであって、信者や勧誘相手の自己決定権を奪うカルト教団の手口は、むしろ信じる自由を侵す存在です。一方、説得する側が事情に応じて許される範囲を超えた手段で脱会工作を行うなら、やはり信者の自己決定権を侵していることになります。
 どちらの場合にせよ、事情に応じた範囲を超えて自己決定権を侵す自由なんてありません。
 「やめさせる自由」という概が現場の議論の中で交わされているなら、その事実をレポートすることに問題はないと思います。レポートすることとその概念に基づいた議論を支持することとは別ですし、議論の内容を検討するには、たとえ不可解な議論であってもまずは内容をレポートする必要があるからです。
 しかし櫻井氏は本書で、「やめさせる自由」という概念や議論の存在をレポートしたわけではありません。各事例や議論を紹介し、それを「信教の自由 vs やめさせる自由」であると櫻井氏自身が判断している内容です。しかも、その概念を持ち出す理由や意義については書かれていません。そこに確たる根拠が書かれていれば、ぼくももう少し違う感想を抱いたかもしれません。
 彼にとってこの概念は、説明するまでもない当然の前提だということなのでしょうか。議論・概念の内容だけではなく、そこにも若干の恐怖を感じました。

 説得における信者と家族の対立を「自由vs自由」と言ってしまうと、読み物としてはドラマチックで面白いかもしれません。しかしそれこそ現場の事情から離れた部外者の論理のような気がしてしまいます。これもまた本書の矛盾点です。
 さらに、日本脱カルト協会の理事である櫻井氏がこうした不用意な記述をすることで、カルトをめぐる現実的な問題に対する社会的理解が歪められないかということも心配になります。あるいは、こうした理事によって反カルト運動がミスリードされることを心配すべきなのかもしれません。
 一見して反カルト運動の提灯をぶらさげた本のようでもありながら、実は不必要に反カルト運動の足を引っ張りかねない要素も含んでいます。

 ここでは本書の読者に悪影響を与えかねない重要な問題点を説明するためにだいぶ分量を割きました。しかし冒頭に書いたとおり、全体的にはカルト問題を考える上で参考になる良書と言っていいと思います。カルト問題の初心者でも読める本が出たことは、やはり喜びたいです。
 初心者が読めるからこそ、その悪影響も心配になるわけですが、読者が思考停止せずに読みさえすれば問題はないでしょう。まだ読んでいない方には、ぜひとも本書に潜むリスクを踏まえながら読んでいただきたいと思います。
 ウワサでは、けっこう売れてるらしいっすよ

【関連リンク】
Amazon『「カルト」を問い直す―信教の自由というリスク』
櫻井義秀のホームページ/この本の著者・櫻井氏(北海道大学教授)のサイト。
日本脱カルト協会/著者が理事を務める団体のサイト。
夜桜餡/米本ルポに登場した元統一教会信者で拉致監禁被害者のサイト。「拉致監禁問題」に関する米本ルポの全文を読むことができます。
みさちのひとり言/同じく米本ルポに登場する拉致監禁被害者のサイト。牧師による米本批判等を紹介し、拉致監禁被害者としてコメントしています。
日本国憲法/第20条に「信教の自由」があるので、いちおう紹介。蛇足かもしれませんが、カルト問題を考える上での基本理念として19~29条あたりが重要。

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2006.02.23 一部改訂

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2006年1月25日 (水)

「ガイアの夜明け」とラーメン花月

 さっき、テレビ東京「ガイアの夜明け」を見ました。
 平和神軍という右翼カルトの“総督”が会長を務めるラーメンチェーン「花月」(グロービートジャパン株式会社)が、番組内で紹介されるという話があったからです。平和神軍とグロービート社との関係や、それについてネットで書いていた人をグロービート社が脅したり訴えたりしている件については、とりあえず以下のページを参照してください。

平和神軍観察会
138万人は知らない、ラーメンの真実

 で、その「ガイアの夜明け」ですが、「膨張!クチコミ巨大市場 ~ネット時代の消費革命~」と題して、Yahoo!がネット投票で開発したラーメン「真骨頂」の話題などを取り上げる内容でした。この「真骨頂」の店頭販売をしたのがラーメンチェーン花月で、先行試食会も花月の店舗で行われています。
 ところが番組では、Yahoo!のこの企画を紹介した部分の冒頭で、「グロービートジャパンが店頭販売を担当」みたいな説明があっただけで、花月に関する話はほぼ皆無といっていい内容でした。先行試食会の様子を報告するYahoo!のコンテンツを画面で見せていたけど、試食会の会場だった「花月」についても言及せず。
 内容のほとんどは、「真骨頂」のカップラーメンを作った東洋水産とYahoo!の担当者たちを追いかけるものでした。
 ていうか、冒頭でグロービートの名前は出たし厨房や店内の映像や写真もちらっと出たけど、「花月」って店名にいたってはいちども出なかったような気が・・・。

 このラーメン企画については、平和神軍問題等々の事情を知る人々の間で「Yahoo!も、よくこんな会社と組んだもんだ」というような声も聞かれます。グロービート社と平和神軍の関係や訴訟沙汰はネットではけっこう有名な話でもあるので、もしテレ東が花月の宣伝に荷担するような放送をしていたら、袋叩きとは行かないでしょうけどまあバカにされるくらいのことにはなったかもしれません。
 今回、花月が番組でほとんど紹介されなかった理由はわかりませんが、「ガイアの夜明け」は、テレビ東京「ガイアの夜明け」で「過剰な演出」という問題も発覚したばかり。花月をほとんど紹介しなかったのは、テレ東的にも正解だったんではないかと。

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2006年1月19日 (木)

真光元被害者が提訴

 昨年7月、「次世紀ファーム研究所」で糖尿病の中学生少女が亡くなった事件がありましたが、昨日、亡くなった少女の親が、堀洋八郎代表らに損害賠償約1億円の支払いを求める訴訟を起こしました。

 2006年01月18日 asahi.com

 提訴を報告する記者会見に、ぼくも行ってきました。
 この事件は、重度の糖尿病でインスリン注射が必要な状態にあった少女が、「病気が治る」との触れ込みで親とともに勧誘された次世紀ファームの「山の家」にインスリンを持参せずに宿泊し、病院に運ばれたものの手遅れで亡くなってしまったというものです。少女が宿泊した際、母親はパートの都合で一緒に宿泊していませんでした。
 インスリンを持参しなかったという部分を聞くと、親にも責任があったように思えるかもしれませんが、両親側の訴状によると、少女は病院に担ぎ込まれる1日前には、すでに意識低下や失禁などがあったようで、それを記したカルテが存在するそうです。次世紀ファームが、病気であることを知りながら親から子どもを預かっている以上、それほどの状態になるまで医者に見せなかっただけでも問題なのに、そこからさなに1日放置していたということになります。

 また、インスリンを持参しなかったことについても、次世紀ファーム側が「インスリンなしでも治る」等々のはたらきかけをしていたという背景があったそうです。難病に苦しんでいる人に過剰な効果を期待を抱かせて、宗教的行為や民間療法、自然食品を薦めるカルトの問題点が、やはりここにも見てとることができます。

 被害者は両親だけではなく、「真光元被害者の会」もできています。今回の訴訟や会の活動によって、次世紀ファームの手口や内情が明らかにされ、被害の補償や防止、カルト問題への社会的理解につながることを期待したいです。
 本日1/19発売の『週刊文春』では、少女の母親の手記も掲載されています。

 ところで、ウィキペディアに掲載されている「次世紀ファーム」の項を見てビックリしました。
 少女の死亡事件について、「研究所に滞在中の重度の糖尿病患者の女児が、母親の監督不行き届きのためにインシュリン注射を怠ったことで、死亡に至った」と断言しちゃってるんですが・・・

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2006年1月17日 (火)

類は友を呼んじゃったのか・ラエリアンが黄教授にラブコール

Sankei Web
http://www.sankei.co.jp/news/060116/kok059.htm
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黄教授に共同研究呼び掛け クローンエイド社

 世界初のクローン人間を誕生させたと主張しているクローンエイド社は15日、胚(はい)性幹細胞(ES細胞)をめぐる論文捏造(ねつぞう)が明らかになったソウル大の黄禹錫(ファン・ウソク)教授に対し、共同研究を呼び掛ける書簡を送ったと発表した。

 発表によると、同社のボワセリエ代表は黄教授について「(研究の成果は)本物だと確信するが、研究反対派によってデータを改ざんされ、おとしめられた」と擁護。

 代表自身も同様の攻撃にさらされたとして、クローン人間や老化防止などを研究している同社に迎えたいとの意向を示した。黄教授側の対応は不明。

 同社は新興宗教団体ラエリアンの教祖ラエル氏らが1997年に設立した。(共同)

(01/16 12:38)
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 ところで、数年前にラエリアンが作ったとか作らないとか言ってたクローン人間って、結局どうなったんだい? その話も捏造か?(笑)

参考:
朝鮮日報1/17
黄教授に米クローン人間研究メーカーからオファー

clonaid
Clonaid supports Dr Hwang

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2005年10月23日 (日)

平和神軍観察会訴訟(刑事)第2回公判 (2)

 平和神軍観察会訴訟(刑事)第2回公判 (1) で書きましたが、次瀬氏は今回の起訴を「“木を見て森を見ない”起訴」とし、次瀬氏側の弁護士は「マスメディアの調査能力を前提とした基準とは別の基準」を求めています。
 「平和神軍観察会」の記述に行き過ぎが全くなかったとするのではなく、ミスの内容が、専門知識のないいち市民による記述として、起訴されるほど悪質なものだと言えるのかどうか。そこが検証してもらいたい、という主張でしょう。

 「ミス」に関して、もうひとつ押さえておくべきポイントがあります。
 東京高裁の判決が出た直後の6月7日、次瀬氏側が記者会見を開き、その席で紀藤正樹弁護士がこういう趣旨のことを言っていました。
「最近増えている恫喝型訴訟では、記事の大半は正しいのに細かい部分のミスだけを根拠に訴訟を起され、記事を書いた側が負けてしまうこともある。これでは、長い記事を書けば書くほど裁判では負けてしまうことになる」
 これは、個人サイトだけではなくマスメディアにとっても他人事ではありません。当たり前ですが、重大な問題ほど記事の分量も増えるわけで、「少しでもミスがあったら負け」では困ってしまいます。
 ミスが記事全体の価値や相当性を揺るがすほどかどうかは、常に重要な争点にされるべきでしょう。ここについても、個人サイトであればマスメディアとは違う基準で評価される必要があります。

 これらの点について、今回の次瀬氏側の主張は理に適っています。ただし一般論としては、「マスメディアとは違う判断基準」についてはまだまだ議論の余地がありそうです。
 批判や訴訟にもマスメディアの改善・向上につながる側面があるのと同じように、ネット上での市民による発言もジャーナリズム的な意義をもつものであれば、「いち市民の便所の落書き」以上の厳しい基準で評価される必要があります。マスメディアと同等の基準で判断されるのは厳しすぎる気もしますが、それも場面次第です。たとえば記者発表資料だけで時事記事を書く官僚的新聞報道より、独自の資料収集と取材でテーマに踏み込んでいく個人サイトの方が読者に対して説得力をもつ(その分、責任も重い)場面さえあり得ます。

 もちろん次瀬氏側は、個人サイトの向上の必要性を否定するつもりでマスメディアと別の判断基準を求めているわけではないと思います。次瀬氏のサイトの内容、グロービート社や平和神軍側のやり口、裁判の進行状況から考えれば妥当な主張という感じでしょう。次瀬氏が根拠となる資料もあわせて掲載して読者が判断できる状況を作っていた点に、誠実さを認めるべきだと思います。
 しかし「平和神軍観察会」以外のサイトや掲示板に目を向ければ、根拠も示さず、あまりに非常識な判断力で特定の人物や団体の評価を貶める文章を書く人がいないわけではありません。今回の訴訟については、そういうものまで「素人だから」と許容してもらおうというものではないこと(あるいは、そういう訴訟だと捉えるべきではないこと)を踏まえておきたいところです。

 次回以降の公判日程は、以下の通りです。

・2005年10月31日(月)
・   11月25日(金)
・   12月20日(火)
・2006年01月27日(金)
・   02月22日(水)
・   03月22日(水)

 いずれも13時30分~16時30分、東京地裁522号法廷。

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2005年10月 2日 (日)

聖神中央教会の進出予定地住民が町長と知事に要望書

聖神中央教会の進出に反対、要望書提出 久御山・東一口の住民ら(9月28日・京都新聞)

 聖神中央教会が移転予定地を購入した京都府久世郡久御山町大字東一口の住民が作る対策会議が、町長と府知事に対して、移転に反対する署名と行政指導を求める要望書を提出したとのこと。記事では、聖神中央教会の西山務代表が「残った信者は純粋に信仰している。誤解される教会ではないことを理解してほしい」と語ったとしています。
 が、しかし、この西山代表という人は、聖神中央教会の金保牧師によるレイプ事件が発覚した後の最初の記者会見で、内部調査すらしていないのに「私たちは永田牧師(金容疑者)が無実であると信じています」などと言い放った人物。
 宗教団体の進出を行政が阻止できるものなのか(していいのか)は、実際の問題や教団の過去や実情にもよると思うので、一概に評価できない気がします。でも、金牧師逮捕後の聖神中央教会という団体や代表者が信用できるかどうかとなると、ちょっと難しそうですね。
 上の記事で紹介されている西山台表のコメントにツッコミを入れるなら、そもそも、「純粋に信仰している」かどうかはハッキリ言って問題ではありません。仮に問題ある団体を純粋に信仰しているのだとしたら、それはむしろ社会的には危険視すべきでしょう。
 「誤解される教会ではない」と言っても、代表自身の言動がヘンだったわけだし、理解してもらうのはなかなか難しいだろうと思います。

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“家庭崩壊”で統一教会を提訴

「家庭崩壊の慰謝料払え」=統一教会信者の親が提訴-東京地裁(9月28日・時事通信)
「長女の入信で家庭崩壊」 統一教会に賠償求め提訴(9月28日・共同通信)
統一協会により家庭崩壊 賠償求めて訴訟(9月29日・クリスチャントゥデイ)

 長女の統一教会入信によって家庭が崩壊したとして、信者の両親が東京地裁に提訴。約1700万円の損害賠償のほかに、長女との毎月2時間面会を求めています。
 統一教会関連では、元信者らが在籍中に違法な活動をさせられたとして精神的損害の賠償を求めた「青春を返せ訴訟」はあるものの、上記報道によると、家庭崩壊の責任を問う訴訟は初めてとのこと。

 「青春を返せ訴訟」については、郷路法律事務所カルト被害を考える会旧「青春を返せ裁判」を支援する会)などに詳しい情報があります。

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2005年8月18日 (木)

騙して監禁っても、2時間ならいいのか?@顕正会信者による監禁事件

 勧誘相手の大学生を監禁したとして、7月28日に宗教法人顕正会のメンバーが逮捕された事件で、昨日、横浜地検が起訴猶予処分にしたという報道がありました。

<監禁容疑>顕正会会員を起訴猶予に 横浜地検

 記事では、処分の理由を「監禁したとされる時間が比較的短時間である点などから」と説明してます。しかし逮捕時の報道では、「横浜市瀬谷区の民家で、東京都多摩市の男子大学生(20)に同会への入信を迫ったが断られた。大学生が帰ろうと部屋を出ると、引きずり戻し、行動を監視して監禁した疑い」「都内のゲームセンターで知り合い“食事をしよう”と誘い出した」なんて話になってました。
 要するに、「騙した上に民家で2時間監禁」という話だったんだけど、「監禁時間が短い」から起訴猶予? なんか釈然としない。

<監禁>勧誘目的の顕正会会員ら2人逮捕 神奈川県警

 「組織的」であれ「個人的」であれ、こういう行為はしっかり罰してほしいと思うんだけど、それって感情的意見なのかなあ。
 顕正会関連のこれまでの事件情報は、わかりやすいのはこの辺ですかね。

顕正会被害者の会顕正会事件簿

【追記】

 ちなみに 検察庁サイト内の「Q検察官はどのように起訴・不起訴を決めるのですか?」によると、起訴猶予に関する説明はこんな感じ。

「証拠上,被疑事実が明白であっても,被疑者の性格・年齢及び境遇・犯罪の軽重及び情状・犯罪後の状況により訴追を必要としないと判断される場合は,検察官の判断により起訴を猶予して不起訴とすることがあります。」

 不起訴処分には、「起訴猶予の場合」のほかに「訴訟条件を欠く場合」「被疑事件が罪とならない場合」「犯罪の嫌疑がない場合」「嫌疑が不十分の場合」の4があります。
 ですから、顕正会信者による今回の監禁事件は、犯罪行為ではなかったと認定されたわけではありません。むしろ逆で、「犯罪なんだけど、とりあえず裁判にはかけないでやるよ」と検察が判断したということです。
 言うまでもなく、不起訴処分の中ではいちばん重い内容でしょう。

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2005年6月18日 (土)

公益法人の収益事業の税率軽減廃止・政府税調方針@日経新聞

公益法人の収益事業の税率軽減廃止・政府税調方針(6/17・日経新聞)

 政府税制調査会が17日、非営利法人の税制見直しに関する報告書で、学校法人や宗教法人など公益法人の収益事業に対する課税強化を打ち出したそうです。
 現在、宗教法人も含め公益法人の慈善事業(宗教法人なら宗教行為)の収入は非課税になっているんだけど、公益法人による収益事業と分類されている事業(駐車場経営・金貸しなど)に関しては、22%の軽減税率が適用されている。これを改めて、通常の法人税率である30%を適用することを目指すというのが、今回公表された政府税調の報告書に盛り込まれていて、「06年度税制改正を議論する年末に向け議論を深める構え」なんだそうな。

 税制調査会新たな非営利法人に関する課税及び寄附金税制についての基本的考え方(pdf)

 ここには、こんな一節もある。
「現在、課税対象となる収益事業としては、33種の事業が限定列挙されている。これについては、公益法人等の行う事業活動が拡大・多様化し、営利法人との間で課税のアンバランスが生じているのではないか、昭和59年度以来その対象範囲の見直しが行われておらず、実態から乖離しているのではないか等の問題がある。
 このため、まずは、公益法人等が行っている事業の実態を調査し、これに基づいて、課税とされるべき収益事業の範囲を根本的に洗い直すべきである。その際、限定列挙されている収益事業の範囲を拡大するとともに、現行の収益事業の範疇であっても一部非課税とされている特定の事業内容についてその妥当性を再検討すべきである。」

 公益法人による収益事業の税率を引き上げるだけではなく、収益事業に分類する事業の種類自体を増やそう、というもの。
 日経新聞の記事には「関連する法人から税負担増につながるとの不満が出るのは必至」「実現へ向けて曲折があるのは避けられない」とある。まあ、確かにそうだろうな。

 でもなあ、宗教法人に限って言えば、そもそもなんで非課税なのかという辺りからして、ようわからん。詳しい人がいたら教えてください。

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2005年6月16日 (木)

「ザイン」が所得隠し@時事通信・共同通信

「ザイン」が所得隠し=1億2000万円-名古屋国税局(6/16・時事通信)

1億2000万円所得隠し 開運アクセサリーのザイン(6/16・共同通信)

 「アサヒ芸能」を皮切りに、ここんとこ、週刊誌で騒がれている「ザイン」。1億2000万円の所得隠しが発覚し、「同国税局は全額を悪質な所得隠しと認定し、重加算税を含め約3000万円を追徴課税した(時事通信)」だそうです。記事によれば、同社は社員に支払った給与や賞与の一部を会社に返還させたりしていたそうで。

 いやあ、週刊誌で報じられたザインの「儀式」とか、なかなかすごい。被害者の会みたいなものもあるそうで、「ザイン問題を告発する~ザイナスティアの真実」にいろいろ情報が。

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2005年6月 8日 (水)

聖神中央教会事件

元牧師らに2億3千万請求 八幡の性的暴行 被害少女ら提訴(6/7・京都新聞)

 少女5人と成人女性2人が、聖神中央教会の元主管牧師・永田(キム)被告と教会を相手に、慰謝料など総額約2億3000万円の損害賠償を求めてた訴訟を京都地裁に起したとのこと。請求額は1人あたり3300万円で、成人については献金や労働をさせられた損害賠償も含んでいると報道されている。
 記事によると、被害者の会代表は「牧師は教会から任命されており、職務中に犯罪を起こせば教会にも責任がある」と主張している。
 法的にはどうだかわからないけれど、教会の代表者が宗教の論理を使って教会内で性虐待をして、それで何年にもわたって大量の被害者を出しつづけていたのだから、ふつうに考えてキム以外がその事実を全く知らなかったということもありえない気がする。常識的に考えて、教会の責任が問われるのも当然。
 「理解に苦しむ浅見定雄コメント」でも紹介したけれど、この犯罪をキムと熊谷の逸脱行為と矮小化する意見もある。だけど今回の訴訟は、献金や労働に関する損害賠償も含んでいるとされていて、このふたつはレイプに比べて必ずしも「密室性」はないというか、教会という組織との関連が強そうな気もする。
 果たして、拙速に「組織ではなく個人の問題」にしたがった人々の見解がどれだけ正しいのか、裁判の行方に注目したいところ。

 ちなみに、ぼくは、事件発覚後少ししてから、いちどだけ聖神中央教会の礼拝に参加している。韓国人の牧師が韓国語で説教をし、やはり韓国人っぽい男がたどたどしい日本語で通訳をしていた。その場にいた人によると、牧師は「リー」という人だったらしい。
「(キムの件には)タッチするな。全ては神が裁く」
 などという発言もあった。ふざけんな。これほどの事件、神云々以前に法と良識で裁け。
 当時、こいつらは教会での内部調査もせず、しかも後の記者会見で代表者が「キムの無実を信じる」みたいな発言までしていた。こういう端々から、この集団がキムがいなくなった後もなお異常な集団であることがわかる。
 ある元信者は、ぼくに、こう言った。
「キムがいなくなっただけでは教会は変わらない。キム以外にも、暴力牧師がまだ残っている。教会を潰さない限り、暴力の被害は出つづける」
 被害者の会も、「ほかにも逮捕して欲しい人がいる」みたいなことを会見で言っていた記憶がある。

 一方、刑事事件の方では、キムが少女2人に対する7件の女性暴行と準女性暴行の容疑で追起訴されたとのこと。

少女暴行で元牧師追起訴(6/7・京都新聞)

 別媒体の関連記事によると、京都地検はさらに追起訴して、6月中旬には捜査を終える方針だとか。

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2005年5月24日 (火)

実在しない宗教法人で悪霊払い@IBC岩手放送)

実在しない宗教法人で悪霊払い(5/24 IBC岩手放送)

 実在しない宗教法人の管長による祈祷料として、八戸市の女性から現金300万円以上を騙し取ったヤツが逮捕されたんだとか。しかし記事では、容疑者は「宗教法人代表」と書いてあるから、いちおう本物の法人格もあったってことだよなあ。実在する方の宗教法人の名前も出して欲しい。

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2005年5月23日 (月)

仙台・仙岳院 使途不明金8億8500万円 告発へ@河北新報

仙台・仙岳院 使途不明金8億8500万円 告発へ(5/23 河北新報)

 仙岳院という天台宗の寺がバス会社と組んで、納骨堂の永代供養料を集めたり信金から金借りたり債券発行したりして21億円くらい集めたけど、納骨堂は建設されず、約8億8500万円が使途不明になっているんだとか。で、檀信徒会が、「バス会社が借金返済に流用したんじゃねえか?」ってことで、バス会社の代表と仙岳院の元住職を告発することにしたというのが、今回の記事。
 確か、これにからむ話は少し前に週刊誌なんかでも報じられていた気がする。
 いやあ、21億集めるのもすごいけど、9億近く使途不明ってのもスゴイ話。

 ついこないだ、創価学会かたり融資詐欺、みずほ銀から14億円 なんて事件もあったねえ。宗教が悪いことして信者から大金をせしめることはあるけれど、なんか宗教を名目にして別のもんがからんだときのスケールはさらにすごいと思う。

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2005年5月17日 (火)

聖神中央教会事件・元主管牧師追起訴

 永田被告を追起訴 聖神中央教会事件 別の容疑で再逮捕へ(5/16京都新聞)
 女性暴行で元牧師追起訴/別の容疑で再逮捕へ(5/16四国新聞)

 聖神中央教会の元主管牧師・金保容疑者が、女性暴行や準女性暴行などの罪で追起訴されたとのこと。
 京都新聞の記事では、容疑の内容について「元信者の女児が宗教的なマインドコントロールで抵抗できない状態で暴行されたとして」と説明している。検察とかの発表にそういう文言があったんだろうか。それとも京都新聞の取材にもとづく表現なんだろうか。
 どっちでもいいけど、そんな「イメージ的にはわかりやすい意味不明な表現」はやめてほしいもんだ。最近、密かに愛読している怪しいサイトの表現を借りれば、

いい加減にしないか!!!

 って感じだ。「宗教のマインド・コントロール」の科学的(あるいは法的な)定義って、なんかあんですか?
 いや、いまさら、そんなことに興味はない。そもそも「マインド・コントロールという手法」そのものに関する科学的定義なんてないんだから。
「これは悪いコントロールですね。宗教的ですね。じゃあ、宗教的マインド・コントロール(宗教上のよろしくない操作or影響力)ですね」
 言えてせいぜいその程度。でもそれは「悪いことである」という評価をくだしたということであって、マインド・コントロールの定義には全く結びつかない。

 ぼくが興味があるのも、そしておそらく一般向けの情報として必要なのも、「具体的にどんなコントロールだったのか」だ。裁判で問題になるのもそこだろう。「マインド・コントロール」なんて言葉は必要ない上に、「マインド・コントロールである」としか言わないなら、何も言っていないに等しい。
 悪いことだというのはイメージとしてわかるが、何がどう悪いのかは「宗教的マインド・コントロール」という言葉ではサッパリ伝わらないわけだ。そんな中身のない言葉より、「オレの相手をしないと地獄に落ちるなどと脅して女性をコントロールし」みたいな言い方をした方が、よっぽど問題の内容がわかるというもの。

 ちなみに、同じく追起訴を報じた四国新聞の記事には「マインド・コントロール」という言葉は出てきていない。

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タイ寺院の活動波紋 住民が陳情書@朝日新聞(長野)

 タイ寺院の活動波紋 住民が陳情書(5/15 朝日新聞)

 記事によると、東御市新張にある在日タイ人の仏教寺院に対して、地元住民が退去を求める運動を起しているとか。住民による対策委員会の会長は、『騒音など実質的な迷惑行為はないとしながらも、「週末ごとに多数の信者が集まることへの違和感や、将来的に住環境が破壊されるきっかけになるのではという不安がある」と説明』している。
 住民は市議会に陳情し、市の介入を求めているものの、市側は「静観の構え」。「住民感情だけを理由に、宗教活動を規制するような決議はできない」とする市議のコメントも掲載されている。

 たぶん、実情を外から判断するのはとても難しい問題だと思う。
 なんせ、住民の感情がどこまで「感情的なものでしかない」のかは現地に行かなきゃわからないし、こういうトラブル関して行政や政治家が「事なかれ主義」でしかない場合もないとは言い切れない。対策委員会会長のコメントからは、住民にとって具体的な不利益あるわけではなさそうに思えるのは確かだけど。
 仮に「感情的でしかない」として、そもそも、海外の仏教だと見た目オウムっぽいとかってことなのか、単に外国人が出入りするのがイヤなのか。感情なら感情でもいいので、その内容を知りたいところ(さすがに、メディア向けのコメントでそんなことは言えないだろうが)。

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2005年5月15日 (日)

パナウェーブ訴訟:名誉棄損で文春に一部勝訴@毎日新聞

 新聞記事だだ流しの比重が多いと、全文引用に罪の意識が・・・。というわけで、今後ダイジェストとぼくのコメントにします。

パナウェーブ訴訟:名誉棄損で文春に一部勝訴 東京地裁

 記事によると、「週刊文春」が千乃正法会や千乃裕子代表に関して「ストリーキングの過去」「やはり四国鉄塔倒壊実行していた!?」などとしていた記事が事実に反するとして、千乃正法会側が4000万円の支払いを求めた裁判。これで千乃正法会側が一部勝訴した、というもの。
 千乃正法会側が「勝った」のは、98年の鉄塔倒壊事件に関する部分。裁判所は、「同会が事件にかかわったと信じる相当な理由はなかった」としたとか。「当時の捜査当局の見方を報じたもの」「後に立件されなかったことをもって裁判上の証明がないとの判断には承服しがたい」との文春側のコメントも出ている。
 でも、「女教祖 千乃裕子にストリーキングの過去」については、真実と認められたとか。

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2005年5月 9日 (月)

創価学会かたり融資詐欺、みずほ銀から14億円@読売新聞

創価学会かたり融資詐欺、みずほ銀から14億円

 架空の創価学会施設建設計画をみずほ銀行支店に持ち込み、約14億円に上る融資を不正に受けていたとして、警視庁捜査2課と府中署が詐欺グループのメンバー6人を詐欺などの疑いで逮捕していたことが、8日わかった。

 同グループはみずほ銀に対し、同学会の池田大作名誉会長の秘書をかたっていたほか、偽造した決算書を示すなどして信用させていた。大手都銀が巨額の融資金を詐取された今回の事件は、金融機関の融資審査の在り方にも一石を投じることになりそうだ。

 逮捕されたのは、東京都国立市の川村克彦容疑者(53)、中央区の自然食品販売会社社長(63)ら6人。

 調べによると、川村容疑者らのグループは2003年末ごろ、国分寺市のみずほ銀国分寺支店の担当行員に対し、「創価学会の迎賓館を建設する計画がある」などと架空の建設計画を持ち掛け、「迎賓館を運営する自然食品販売会社が土地を取得するので融資してほしい」と融資を依頼。

 偽造した自然食品販売会社の決算報告書や、偽造した税務署の収受印を押した同社関係者の偽の確定申告書などを提示し、約1億4000万円の融資を引き出し、だまし取るなどした疑い。

 グループは、同支店からの融資金で都内の土地を取得する際、所有権の移転登記のため法務局に提出した申請書類に、偽造した収入印紙をはっていたことから、事件が発覚した。

 自然食品販売会社は事実上のペーパーカンパニーで、問題の土地は、転売目的で取得したとみられる。

 詐欺グループはほかにも、同支店に「創価大学の学生寮の建設計画がある」などと、架空の創価学会関連施設の建設計画を数件持ち込み、03年末までの5~6年間に総額約14億円の融資金をだまし取っていたといい、捜査2課で余罪を追及している。

 また、グループには、6人のほかに融資金詐取に加担したメンバーがいた可能性もあるとみて、詳しく調べている。

 川村容疑者は犯行当時は学会員で、同支店に対し、「池田名誉会長の秘書」を名乗って信用させていたが、実際に池田名誉会長の秘書を務めたことはなかった。川村容疑者は昨年春ごろ、同学会を退会したという。
(読売新聞) - 5月9日10時44分更新

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2005年5月 8日 (日)

武装カルト教団が住民19人殺害@毎日新聞

ウガンダ:武装カルト教団が住民19人殺害
 【ヨハネスブルク白戸圭一】東アフリカ・ウガンダの北部で5日、武装カルト教団「神の抵抗軍」(LRA)による住民襲撃が相次ぎ、少なくとも19人が殺害された。政府軍との19年に及ぶ内戦を続けるLRAは昨年末に結んだ停戦合意を破棄。3月以降、住民襲撃をエスカレートさせており、森でまきを集めている女性の唇を切り取ったり、胸を切り裂くなどの残虐行為が報告されている。

 現地の人道支援機関や軍によると、北部の主要都市グル近郊の住民キャンプで5日早朝、16人が殺害されたほか、同日夜には住民の乗った車が襲撃され3人が死亡した。3月末から4月にかけて北隣のスーダン南部地方などでも多数の住民が無差別に殺害され、計30人以上が拉致された。

 LRAはキリスト教の一派を自称するカルト教団で、86年から少年兵や性的奴隷の獲得を目的に約2万人の子供を拉致し、軍が掃討作戦を続けてきた。LRAを支援してきたスーダン政府が今年1月のスーダン南北内戦終結を機に支援を停止したため組織が弱体化しているとされており、兵員補充や食糧調達のため拉致、襲撃がエスカレートしているようだ。

毎日新聞 2005年5月7日 19時20分

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2005年5月 6日 (金)

被害者の会・聖神中央教会 双方の記者会見

 Yahooニュースに配信された、被害者の会の記者会見に関する記事。

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牧師婦女暴行:実態解明と厳罰を 被害者の会「民事責任、教会にも」/京都

◇牧師、暴行で再逮捕
 八幡市の宗教法人「聖神中央教会」代表の牧師、金保容疑者(61)による信者への婦女暴行事件で、京都地検は26日、同容疑者を婦女暴行容疑で起訴し、府警も別の元信者の少女への暴行で再逮捕した。これを受けて被害者の会が記者会見を行い、佐賀千恵美弁護士は「公判請求が正当に行われたと受け止めている」として被害の実態解明と同容疑者の厳罰を求めた。また同会代表の村上密牧師は、教会幹部の金子直美容疑者(37)が婦女暴行ほう助容疑で逮捕されたことについて「教会にはまだ他にも逮捕してほしい人たちがいる」とコメントした。
 教会が新体制に向けて準備していることについて村上牧師は「開かれた教会に立て直すのなら、教会内部だけで決めるのではなく、被害者側の提案をしっかりと受け入れるべきだ」と批判した。
 また現在、数人の被害者が金容疑者と教会に賠償を求める民事訴訟の準備をしているが、佐賀弁護士は「民事責任は金容疑者だけでなく教会にもあると考えている。両者がどう責任をとるのか、これからの問題だ」と話した。【松田栄二郎】

4月27日朝刊
(毎日新聞) - 4月27日16時55分更新
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 一方、聖神中央教会側の記者会見に関する記事。

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金容疑者の代表を解任 聖神中央教会が初めて会見

 京都府八幡市の宗教法人「聖神中央教会」が27日、事件後、初めて教会で記者会見し、信者の少女への強姦(ごうかん)罪で起訴、再逮捕された同教会代表の主管牧師金保容疑者(61)を解任したと発表した。
 教会側は「お騒がせしたことを心からおわびします」と謝罪したが、組織的関与は否定。教会に対する名誉棄損などで金容疑者に損害賠償を求める訴訟を起こすことも検討しているという。
 新代表の西山務牧師は「捜査結果を待ちたいが、私たちは永田牧師(金容疑者)が無実であると信じています」と述べ、金容疑者の性的暴行や教会幹部の関与について「知らなかった。被害者や幹部が脱会しているので、司直の捜査に任せる」と話した。
(共同通信) - 4月27日17時57分更新
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牧師婦女暴行:牧師の逮捕後も現信者調査せず--聖神中央教会が会見 /京都

 八幡市の宗教法人「聖神中央教会」創立者の牧師、金保容疑者(61)による信者への婦女暴行事件で、教会は27日の記者会見で同容疑者に対する損害賠償請求を検討する一方、事件への組織的関与を完全否定した。しかし、逮捕後も教会は現信者に対する聞き取り調査をせず、また一部幹部が「事件を知らなかった」と答えるだけで関与を否定したため記者から具体的証拠を示すように求められた幹部が口ごもる場面もあった。【松田栄二郎】

4月28日朝刊
(毎日新聞) - 4月28日17時0分更新
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 聖神中央教会の記者会見の内容は、なんだかちぐはぐだ。自主的な内部調査は、やんないつもりらしい。ところが記事では、金容疑者を訴えるとか言ってる反面、西山代表が「私たちは永田牧師(金容疑者)が無実であると信じています」と言ったとなっている。読んだときは正直、目を疑った。
 ちなみに、Yahooではこんなニュース↓も配信されている。

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幹部ら「知っていた」 金容疑者の少女暴行事件

 京都府八幡市の「聖神中央教会」代表金保容疑者(61)による女性暴行事件で、教会幹部ら10数人が京都府警の事情聴取に「金容疑者が牧師室で少女に暴行しているのを知っていた」と話していることが16日、分かった。
 府警は金容疑者の暴行を裏付ける証言とみて、否認を続ける金容疑者をさらに追及している。
 調べでは、府警が聴取した幹部ら全員が金容疑者の暴行を知っていたといい、「かなり前から知っていた」と話した幹部もいるという。
 別の暴行容疑で逮捕された幹部熊谷由美江容疑者(37)も府警の調べに金容疑者の暴行について「気付いていた」との供述を始めたとされる。
(共同通信) - 4月16日12時32分更新
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 これでも内部調査もせずに、会の代表が公式の場で「無実と信じる」と言い放つとは、組織としての常識のなさがうかがえる。神を信じるかどうかというレベルの話ならともかく、これだけ現実的な問題を前にして「事実を確認すること」と「信じること」とを切り離してしまうのは、それこそ狂信・盲信じゃないだろうか(もちろん、これは宗教団体特有のものではないが)。
 一方、組織としての責任があるとしオトシマエのつけ方に言及した佐賀千恵美弁護士と村上密牧師のコメント(毎日新聞4月27日付記事)は、当然だと思う。

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2005年4月25日 (月)

統一教会訴訟:精神的苦痛などに8700万円の支払い命令@毎日新聞

統一教会訴訟:精神的苦痛などに8700万円の支払い命令

 だまされて入信させられ、精神的苦痛や経済的被害を受けたとして、新潟県や首都圏の「世界基督教統一神霊協会」(統一教会)の元信者35人が同教会に総額約3億3500万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が25日、新潟地裁であった。大工強裁判長は「違法な勧誘・教化行為で信教の自由や財産権を侵した」として、同教会に約8700万円の支払いを命じた。

 判決によると、元信者は80年代前半から93年ごろにかけ、同教会に勧誘され、教義とは直接関係ない印鑑や壷(つぼ)などの販売活動に従事させられたり献金をさせられたほか、集団結婚式で見知らぬ相手との結婚を強要された。判決は原告の経済的被害を認定したうえで「元信者を違法な活動に従事させた」とし、教会に不法行為への使用者責任があると認めた。

 統一教会は「主張が認められず遺憾。判決文を検討し、控訴したい」とのコメントを出した。

 原告弁護団によると、統一教会を相手取り、全国7地裁1支部で提訴された「青春を返せ訴訟」の1審はこれで終了。新潟以外の訴訟は、すべて和解か原告側勝訴で判決が確定している。【前谷宏】

毎日新聞 2005年4月25日 20時02分

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2005年4月24日 (日)

聖神中央教会@クリスチャントゥデイ

<聖神教会> 元幹部、婦女暴行事件の経緯語る
クリスチャントゥデイ 2005-04-22 08:00

「同幹部によれば、一般紙が報道している事柄に誤りがある。「壺を売った」「金容疑者が自分を神であると発言した」「犯行の模様をビデオに撮影していた」ということは事実ではない」なんて話も出てくる。

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2005年4月18日 (月)

宗教上理由で君が代拒否 欠席扱い撤回を 石狩管内の高校生@北海道新聞

宗教上理由で君が代拒否 欠席扱い撤回を 石狩管内の高校生
2005/04/10 06:30

 宗教上の理由で三月の卒業式での国歌(君が代)斉唱を拒否し、式に出席しなかった石狩管内の道立定時制高校の在学生(17)が、学校側が「欠席」扱いにしたのは不当だとして、学校に撤回を求めている。「日の丸」「君が代」実施をめぐり、生徒が学校の対応に抗議するケースは異例。生徒に「式に出席しない権利」は認められるのか。また、生徒が「出席できない」と申し出た場合、学校はどんな対応ができるのか。今回のトラブルは、そんな問いを投げ掛けている。

 抗議しているのは、宗教団体「エホバの証人」を信仰する男子生徒。

 同校は式の数日前、在校生に対しホームルームで、国旗・国歌の掲揚、斉唱を実施する方針と同時に憲法で保障された内心の自由を守るため、「歌う、歌わない権利」「立つ、立たない権利」があり、「それによって不利益を被らない権利」があることを説明した。

 生徒は副担任の教師に信仰を打ち明けた上で「出席できない」と申し出た。「君が代の歌詞が教義で禁じている偶像崇拝に当たる。自分で歌わなくても、聴けば音楽が耳に残ってしまうので、その場にいたくなかった」と訴えている。

 副担任が、国歌斉唱終了後に入場できるよう受付係をするなどの方法での参加を提案したが、生徒は「これを受けてしまうと、来年も再来年も同じ事で、何の問題解決にもならない」と拒否、出席を見送った。

 生徒は「学校が式に出席できない状況をつくっているのに、事務的に欠席扱いと処理されるのは、納得できない」として、「欠席」扱いの撤回と同時に、来年以降の配慮ある対応を求めている。

 これについて、校長は「一人のために国歌斉唱をやめることはできない。欠席した生徒は規則上、『欠席』以外には扱えない」と従来の対応を変える考えがない意向を示し、今後については「生徒と話し合い、学校の考えを理解してもらいたい」としている。

 しかし、副担任は「公立学校はどんな考えの生徒も行事に参加できるよう配慮すべきだ」と反発、同調する教員も多い。生徒は札幌弁護士会に人権救済申し立てを行うことも検討しており、学校は対応に揺れている。

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札幌医大:「エホバの証人、非常時も輸血なし」 治療マニュアル改定の方針@毎日新聞

札幌医大:「エホバの証人、非常時も輸血なし」 治療マニュアル改定の方針 /北海道

 札幌医大は30日、信仰上の理由で輸血を拒否している宗教団体「エホバの証人」の患者に対する治療マニュアルを見直す方針を固めた。信者が治療を受ける場合はどういう結果になっても「医師の責任を問わない」という免責証書を提出することを義務づけているが、現在のマニュアルでは万一の場合は輸血を認めている。だが、患者の治療法決定権を明確にした最高裁判決などを踏まえ、非常時の場合も輸血を行わない方針だ。

 現在のマニュアルは93年に策定。最高裁は00年、信者の意思に反し説明なしで輸血を行った病院などに賠償を命じる判決を出した。一方、札幌医大で昨年夏、信者が外科手術を受ける事例が発生。学内の倫理委員会が治療法を協議し、非常時も輸血しないことを特例で了承した。実際には輸血は不要だった。【田中泰義】

毎日新聞 2005年3月31日

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中田英、サイエントロジーのイベントに参加@サンスポ

中田英、ベンチ入りも2戦連続出場なし
(2005.04.18 サンスポ.com より)

 セリエA・フィオレンティーナの日本代表MF中田英は17日、『トスカーナ州ダービー』リボルノ戦(アウエー)にベンチ入りしたが出場機会がなかった。16日には宗教団体サイエントロジー主催の麻薬撲滅運動に“日本の代表”としてMFマレスカらと参加。俊輔に長期離脱の可能性が急浮上し、期待が集まる中、2戦連続の出番なしに終わった。試合は0-2で敗れた。

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2005年4月13日 (水)

春の宗教報道祭り

 えっと、聖神中央教会関連の週刊誌報道も出揃ってきているので、とりあえずの記事リストを。

『アサヒ芸能』
4/21号 p.42-49
総力スクープ大特集・暴かれる日本のセックス教団

『「少女レイプ儀式」の全貌!』として聖神中央教会」を報道。
同じく「暴かれる日本のセックス教団」特集の一部として、千葉・館山の「ファミリー・インターナショナル」大々的に扱うとともに、オウム、統一教会、ラジニーシ、誠成公倫会、ヤマギシなどを紹介。

『週刊ポスト』
4/22号 p.32-34
京都「連続少女暴行牧師」事件
被害女性が明かす
あまりに卑劣な手口
「『お茶を持ってこい』がレイプの合図でした」

『週刊現代』
4/23号 p.38-40
パウロ永田容疑者
カリスマ牧師の許されざる
「ハレンチ性儀式」

『サンデー毎日』
4/24号 p.32-35
汚れた「パウロ」少女暴行事件
服従マニュアル
『悪魔論』の仰天中身

『週刊女性』
4/26号 p/164-165
牧師女性暴行事件
1人の子が犯されている間、他の子は身を固くして・・・

 ちなみに、上の『週刊ポスト』には、

毎週水曜日に都内一流ホテルで! 自民・民主の大物議員が集結
桜田淳子と代議士
「謎の宗教パーティー」に潜入

 なんて記事も載ってます。あ、創価学会記事もあるね。

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2005年4月12日 (火)

聖神中央教会の信者数

 聖神中央教会の信者数に関する記事があった。
 まだ200~300人はいると書いてある。 

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2005-04-11 12:04
「聖神中央教会」信者離れ進む
(クリスチャントゥデイ)

 信者の少女に乱暴したとして、代表で主管牧師の金保(通称・永田保)容疑者(61)が逮捕された京都府八幡市の「聖神中央教会」で、信徒の教会離れが進んでいる。
 9日には、横浜と川崎の支部教会(信者計約50人)が中央教会に脱会届を送付、同教会を脱会した。金容疑者逮捕後の支部の脱会は初めてという。また、東京都内の教会支部も脱会の方針を決めており、関係者は今後も脱会はさらに増えるのではないかと話している。
 また、金容疑者が逮捕されて以後初の日曜礼拝があった聖神中央教会では、礼拝出席者が約50人と、逮捕前にくらべ半減したという。
 被害者の会の代表によると、日曜礼拝には昨年1月で約500人の信者が参加。しかし大量脱会があった昨年末以降今年2月には参加者が100人程度に減少。永田容疑者の逮捕を受けて信者数は現在、200-300人に減っているとみられるという。

安原 力  chikaray@christiantoday.co.jp
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