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004:統一教会

2007年5月26日 (土)

最近書いた宗教関連記事

 最近、忙しくてさっぱりブログ更新してませんでしたが、最近の宗教・カルト関連のお仕事報告です。

Photo◇2007年4月発売/晋遊舎/.net実話 アングラーEX vol.6/「新興宗教お宝鑑定隊」、「スピリチュアの現場」(スピリチュアル・コンベンション)

 

 『.net実話アングラーEXVol.06』で、「新興宗教お宝鑑定隊」と「スピリチュアルの現場」の2本の記事を書きました。

 「新興宗教お宝鑑定隊」は、統一教会や法の華三法行などのカルト宗教が信者に売りつけている高額グッズを、古物商に鑑定してもらうという記事です。信者がウン千万円で買わされたグッズでも、古物商の評価額が「ウン千円」とか「ゼロ円」とか。笑うしかないくらいのビックリな価格差は、そのまま教団のあくどさを示してますね。
 各教団の被害者が起こしている裁判などで、グッズのインチキぶりが暴露されているケースはあります。でも複数の教団の計20点以上のグッズをいちどに鑑定するなんてアホな企画は、さすがに本邦初なんじゃないかと勝手に思っていますが、実際どうなんでしょうね。
 とりあえず、資料価値もそこそこあるのではないかと。「カルト宗教美術年鑑」みたいな感覚で使えるかも(?)。

 「スピリチュアルの現場」は、連載2回目。1回目は X Japan の TOSHI がハマってる自己啓発セミナーを取り上げましたが、今回は「スピリチュアルコンベンション(通称すぴこん)」です。ぼくが助手(?)をつれて、東京会場に行き、あれこれ体験してきました。単なる体験レポートではなく、恐ろしいほどの短期間で「毎週日本のどこかで開催されている」(事務局関係者)ほどになるまでの増殖過程がわかるような表もつけてみました。

Photo_1◇2007年5月発売/晋遊舎/.net実話コミックアングラー Vol.01/「あるインチキセミナーの手口と対策」、「宗教団体と戦い続ける街」(オウム、創価学会、神慈秀明会、真如苑)

 

 『アングラー』の姉妹誌として、今月『コミックアングラー』も創刊されます。創刊号で、ぼくは、女子学生ばかりを狙った自己啓発セミナーをテーマにしたマンガ「あるインチキセミナーの手口と対策」の原案を書きました。この自己啓発セミナーは、ぼくが運営する「自己啓発セミナー対策ガイド」の掲示板でもよく話題になっている会社です。その会社の勧誘手法と対策法(ちょっとおちゃらけ)を解説するマンガです。
 同じく『コミックアングラー』創刊号の活字ページで、「宗教団体と戦い続ける街」というレポートも書きました。オウム(アーレフ・ひかりの輪)、創価学会、神慈秀明会、真如苑といった教団と、それらの進出に反対する近隣住民との対立をレポート。
 写真ルポに近いページ構成で、あまり文章を書けませんでした。詳細はほかのところで引き続きレポートしていきたいというのが正直なところだったりします。

Omn◇2007年5月17日掲載/オーマイニュース/「上祐派独立・地域住民の不安と賠償問題」「“2つのオウム”に悩む東京・世田谷」

 オウムに関しては、「オーマイニュース」で、「上祐派独立・地域住民の不安と賠償問題」という記事を書きました。住民デモや「ひかりの輪」副代表の講演のレポートです。住民デモの動画レポート「“2つのオウム”に悩む東京・世田谷」もついてます。

2005年10月 2日 (日)

“家庭崩壊”で統一教会を提訴

「家庭崩壊の慰謝料払え」=統一教会信者の親が提訴-東京地裁(9月28日・時事通信)
「長女の入信で家庭崩壊」 統一教会に賠償求め提訴(9月28日・共同通信)
統一協会により家庭崩壊 賠償求めて訴訟(9月29日・クリスチャントゥデイ)

 長女の統一教会入信によって家庭が崩壊したとして、信者の両親が東京地裁に提訴。約1700万円の損害賠償のほかに、長女との毎月2時間面会を求めています。
 統一教会関連では、元信者らが在籍中に違法な活動をさせられたとして精神的損害の賠償を求めた「青春を返せ訴訟」はあるものの、上記報道によると、家庭崩壊の責任を問う訴訟は初めてとのこと。

 「青春を返せ訴訟」については、郷路法律事務所カルト被害を考える会旧「青春を返せ裁判」を支援する会)などに詳しい情報があります。

2005年4月25日 (月)

統一教会訴訟:精神的苦痛などに8700万円の支払い命令@毎日新聞

統一教会訴訟:精神的苦痛などに8700万円の支払い命令

 だまされて入信させられ、精神的苦痛や経済的被害を受けたとして、新潟県や首都圏の「世界基督教統一神霊協会」(統一教会)の元信者35人が同教会に総額約3億3500万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が25日、新潟地裁であった。大工強裁判長は「違法な勧誘・教化行為で信教の自由や財産権を侵した」として、同教会に約8700万円の支払いを命じた。

 判決によると、元信者は80年代前半から93年ごろにかけ、同教会に勧誘され、教義とは直接関係ない印鑑や壷(つぼ)などの販売活動に従事させられたり献金をさせられたほか、集団結婚式で見知らぬ相手との結婚を強要された。判決は原告の経済的被害を認定したうえで「元信者を違法な活動に従事させた」とし、教会に不法行為への使用者責任があると認めた。

 統一教会は「主張が認められず遺憾。判決文を検討し、控訴したい」とのコメントを出した。

 原告弁護団によると、統一教会を相手取り、全国7地裁1支部で提訴された「青春を返せ訴訟」の1審はこれで終了。新潟以外の訴訟は、すべて和解か原告側勝訴で判決が確定している。【前谷宏】

毎日新聞 2005年4月25日 20時02分