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007:ベストグループ

2007年6月12日 (火)

「ベストグループ問題掲示板」の発信者情報開示請求

 ぼくが運営する「ベストグループ問題掲示板」(http://otd10.jbbs.livedoor.jp/bestgroup/bbs_plain?range=20)の投稿について発信者情報開示請求が出された件。
 ライブドアのいい加減な対応を「オーマイニュース」でレポートしました(全3回)。

発信者情報開示請求を食らってみた
(1) ライブドアはプロバイダ責任制限法を遵守する気があるのか
(2) 「気に食わなければ裁判を起こせば?」がライブドア流か
(3) 発信者に正当な手続きを保障しない、プロバイダ法の大盲点

2007年5月 5日 (土)

「ベストグループ問題掲示板」が盛り上がっています

 ぼくは、ベストグループという団体の問題について情報交換をするための「ベストグループ問題掲示板」を運営しています。
 この団体は2004年に、ぼくが運営する「自己啓発セミナー対策ガイド」の記事にクレームをつけ、ウソをついた挙句に全国23箇所の支部で同時にぼくに対して訴訟を起こすという恫喝まで行ったことがあります。この記事では、ベストグループの実質的教祖である衣川晃弘氏が「ベストグループを辞めると不幸になる」などとメンバーに対して発言していたことなど、ベストグループの問題性に言及していました。
 最終的に、こうした恫喝を送りつけてきた(株)ベストの代表取締役・水野起良廣氏、ベストグループの事実上の「教祖」である衣川晃弘氏、ベストグループ側の代理人の山田高司弁護士(愛知県弁護士会)とぼくが東京で会談し、水野氏が一連の恫喝について撤回と謝罪をしています。
 記事は、いまもそのまま掲載しています。

ベストグループが各掲示板で議論に [2004/06/05]
ベストグループ本部、電話インタビュー [2004/08/06]
ベストグループが当サイトを恫喝 [2005/06/07]

 しかし最近また、「ベストグループ問題掲示板」に書き込まれた投稿について、ベストグループ関係者が「事実ではない」「名誉毀損だ」「弁護士に相談する」「法律に則して毅然たる態度で臨む所存」などと書き込みを始めました。
 前回、ぼくを恫喝したときと同様、何がどう事実出ないのかについてはほとんど言及していません。法律だの弁護士だのを持ち出して批判を萎縮させようという手口は、相変わらずのようです。
 管理人としては、これによって掲示板投稿者が萎縮してしまうことを心配していましたが、どうやら杞憂だったようで、その後もベストグループに関わったことがある人から、内情についてとても具体的な話が次々と書き込まれています。
 その内容全てが事実であるかどうかはわかりません。しかし実際にベストグループ関係者が投稿している掲示板ですから、ベストグループ関係者は、事実ではないことについては具体的にどこが事実でないのか反論できる状態にあります。後々にも参考になりそうな情報が増えてきているので、興味がある方はぜひ覗いてみてください。

 ベストグループについては、内部でネットでの閲覧をしないようにメンバーに呼びかけたり、「ネットでベストグループを批判している人は不幸になる」などと言っているという情報が掲示板で報告されたこともあります。
 ベストグループ関係者が掲示板を見ているというだけで、会員の方たちは掲示板に書き込みをしにくいかもしれません。
 ですが、掲示板では、個人を特定できるような情報や個人的なエピソードなどを書かなければ、基本的に個人の特定などはできません。いくらベストグループが「名誉毀損だ」などと言っても、書き込まれた情報が事実であれば問題ありません。
 「家族や知人がベストグループにのめり込んで困っている」という人の話はいまも聞きますし、そういう人にとって、ベストグループに関する情報は貴重です。ベストグループの現役会員にとっても、実態や問題点が明らかにされることでベストグループへのかかわり方を考え直す上での参考になると思います。
 掲示板に書き込むことに抵抗を感じる人は、ぼく宛のメールでも構いませんので、情報をお寄せいただければ幸いです。メールで寄せられた情報については、個人を特定できない形でダイジェストにして掲示板やHPで報告していきたいと思います。

2005年8月 7日 (日)

衣川晃弘氏とベストグループ

 最近忙しくて、たくさんのカルト関連ニュースをスルーしてしまいました。
 ホームオブハート事件でも動きがあったし平和神軍問題でも刑事事件の公判があった。マスコミをにぎわしているものとしても、ザインとか次世紀ファームとかサイエントロジーとか、いろいろ目白押しだったのに。
 また気を取り直して、引き続き。
 マスコミがまだ扱っていない団体のことがとにかく大事だと思うので、いま話題の(?)問題集団はコレってことで、衣川晃弘氏を指導者とする「ベストグループ」の件です。
 ぼくが運営している「自己啓発セミナー対策ガイド」の掲示板でも再三話題になっている団体ですが、またちょっと話題になっている。ぼくもちょっと取材しているので、サイト本体でこんな記事を書いています。

業界ニュース/ベストグループが各掲示板で議論に [2004/06/05]
業界ニュース/ベストグループ本部、電話インタビュー [2004/08/06]
業界ニュース/ベストグループが当サイトを恫喝 [2005/06/07]

 この他に、こういったところでも話題になっています。

2ch/心と宗教/衣川晃弘さんについて教えてください。
Saki's 掲示板2

 宗教とビジネスとの境界はもともとかなり曖昧な面もあると思うんですが、ベストグループの場合、営利活動と非営利活動の境界線も問題になりそうです。
 ベストグループ側は、自らの活動をボランティアと称していますが、これは実態とは違います。ベストグループは「会員に商品に紹介しているだけ」としてはいますが、実際には各支部に対して売上目標を設けさせ、あるときは1ヶ月間で2000万円を超える売上げを記録しています。そのの名目上の販売元は(株)ベストという関連会社で、商品の仕入れ元は、衣川晃弘氏が役員をつとめる日土物産という会社だったりします。
 (株)ベストにぼくが取材したところ、ベストグループの「紹介」による商品の売上げが(株)ベストに入っていることは認めました。当然、仕入れ元が日土物産なので、衣川晃弘が役員をつとめる会社にも代金が流れるわけです。売上げが営利団体にスルーされているなら、もはやそれはボランティア活動ではなく実質的に多重構造の「販売行為」でしょう。
 1ヶ月に2000万円という数字は、通常の製造・販売業としては驚くべき数字ではないし、別に宗教的集団はモノを売ってはいけないというわけでもないんですが、こういう構造でありながら「ボランティアだ」と主張するってのはどうよ?という気がしますね。たぶん、ベストグループが宗教的であるかどうか以前の問題です。

 この団体、批判者に対して過激な恫喝をしてきたこともあるという点も含めて、いろんな意味で要チェック。