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2007年12月29日 (土)

映画『純愛』公式サイトのウソを暴く!

 オーマイニュースの「チャリティー映画『純愛』のウソを暴く!」(前編後編)で、『純愛』関係者が収益の寄付先としていたNPO法人が実際には存在せず、彼らがATSUSHI(EXILE)の所属レコード会社や所属事務所、映画興行の協賛企業に対して、NPO法人に関する偽造書類を提示していたことを書きました。

 その後『純愛』側は、公式サイトで「自分たちも第三者に騙された」という趣旨の主張を掲載しています。

 せっかくなので、彼らの公式サイトのウソも暴いちゃおうと思います。公式サイトの文面を引用した部分の末尾に赤字で日付をつけますが、これは、藤倉がこのサイトのデータを保存した日付です。

<新エンドロールについて>
銀座シネパトス公開時に使用させていただいていたエンドロール主題歌は、07年10月末をもって使用許諾期間を終えることとなりました。
(2007.12.21)

 これがもっとも悪質なウソです。『純愛』関係者はこれまで、これと同様の虚偽の説明を協賛企業や一部マスコミに対して行なってきました。その後、この部分は、こういう記述に変わっています。

主題歌をご提供いただいておりましたレコード会社様,及び主題歌を歌っていただいていたご本人の所属事務所様からは、主題歌使用中止のお申入れをいただきました。
(2007.12.29)

 事実上、虚偽の説明であったことを自ら認めたようなものです。

 しかし、ことの経緯については明らかに誤った説明が書かれていました。

2007年12月17日、上記経緯は、すべて当基金会がNPO法人化の手続きを依頼していた第三者による巧妙に偽装された詐欺行為であったことが判明し、当基金会は偽装されたNPO法人の認証を受け取っていたことが明らかになりました。
(略)
こうした状況の中、一部の週刊誌ほかから、明らかに事実に反する視点からの取材申込みを受けたため、私達としては取材拒否の姿勢を貫いて参りました。
(略)
この一件により主題歌をご提供いただいておりましたレコード会社様,及び主題歌を歌っていただいていたご本人の所属事務所様からは、主題歌使用中止のお申入れをいただきました。
(2007.12.24)

 これ、事実関係の順序が全く逆です。
 実際の順序は、こうです。

(1) レコード会社と所属事務所が書類の偽造に気づいて主題歌の使用中止を申し入れた(2007年10月頃)
(2) 「一部の週刊誌ほか(週刊朝日とオーマイニュースと思われる)」が『純愛』関係者・支援者らに取材を申し入れた(2007年12月上旬)
(3) その取材によって事実を知った支援者が『純愛』側に説明を求めた(2007年12月14日以降)
(4) 『純愛』側が、書類が偽造だったことを認め、「自分たちが詐欺にあった」と主張し始めた(2007年12月17日)
(5) 週刊朝日発売(2007年12月17日)、オーマイニュースが記事を掲載(2007年12月17・18日)

 12月25日に『純愛』サイトは、上記で引用した「この一件により」という、因果関係を断言する表現を消して、経緯を曖昧にしましたが、説明の順序は相変わらず事実と逆になっていました。
 事情を知らない人が読んだら、『純愛』側が自ら「詐欺」を発見し、その後に雑誌の取材や所属事務所からの「主題化使用中止」の通告を受けたかのように勘違いしかねません。表現を修正してもなお、そのような記述にしているということは、『純愛』側が意図的に読み手の勘違いを期待していると受け取られても文句は言えないでしょう。

 この点について、12月29日に更新された『純愛』サイトでは、こういう記述が加わりました。

また、この事件発覚のきっかけは、レコード会社様からの問合せをいただいたことであり、重ねて御礼申し上げます。
(2007.12.29)

 ウソをついては、ちょっとずつ、ちょっとずつ、サイトの文章を書き換えてつじつまを合わせていく。でも、そのことで、かえって「ウソ」を自ら認めることになっています。

 さて、メディアの取材に関する説明も、デタラメだらけ。

こうした状況の中、一部の週刊誌ほかから、明らかに事実に反する視点からの取材申込みを受けたため、私達としては取材拒否の姿勢を貫いて参りました。結果的に12月18日頃に公表された記事は事実に反する誹謗・中傷に終始しており、私達は甚大な損害を被っています。
(2007.12.29)

 ぼくは、12月6日以前から取材を申し入れており、『純愛』広報窓口である市川慶子氏が、映画祭のためモナコに行っている製作実行委員長の奥山省吾氏にメールで連絡しておくと答えました。しかし実際には連絡を取っていませんでした。

 奥山氏が帰国後、ぼくが奥山氏本人に電話をして確認したところ、市川氏が彼にメールでの連絡をしていないことがわかり、奥山氏に取材の申し入れをしました。奥山氏からは、「個人的には、取材を受けてきちんと説明したい」と言われました。しかし12月14日、一転して、「取材は一切受けない」と市川慶子氏から電話連絡が入りました。

 このことからわかるように、実際には『純愛』側は「取材拒否の姿勢を貫いて」などいません。彼らは、取材対応についてどっちつかずの態度をとりながら、だらだらと1週間以上も返答を延ばしてきました。

 また、『純愛』サイトでは、「一部の週刊誌ほかから、明らかに事実に反する視点からの取材申込みを受けた」と書いてありますが、これもウソです。週刊朝日がどのような申し入れをしたのかは知りませんが、ぼくは取材申し入れの際、「NPO法人が存在しない件」と「お金の流れ」について聞きたいという程度の説明しかしていません。
 NPO法人が存在しないのは事実だし、「お金の流れ」は単なる質問であって、こちらから何か具体的な事実を彼らに提示したこともありません。

 彼らは「12月18日頃に公表された記事は事実に反する誹謗・中傷に終始しており、私達は甚大な損害を被って」いるそうなんですが、週刊朝日やオーマイニュースの記事のどこがどう「事実に反する誹謗・中傷」なのかは、一切明らかにされていません。もちろん、オーマイニュースでぼくは、証拠・証言に基づいたことしか書いていません。
 それより何より、週刊朝日は知りませんが、オーマイニュースにもぼく個人にも、彼らから何の抗議も来ていないんです。
 まあ、年末年始を挟んでしまっているので、年が明けてから届くんでしょうか。それとも、メディアの取材に関する彼らの説明も、今後ちょっとずつ書き換えられていくんでしょうか。
 いつまでもウソを垂れ流したままのようなら、オーマイニュースやぼくの名誉に関わる問題です。ぼくも「弁護士に相談して対応を協議しちゃってみようかなあ」とか考え始めるかもしれません。

 あと、これはウソではなく、おそらく『純愛』関係者がものごとの道理を理解していないことから生じた誤りではないかと思うんですが、こういう記述がありました。

<幼稚園建設費用について>
2007年8・9月の銀座シネパトスでの初公開は大成功のうちに終了することができました。そして、その興行収益の10%の約120万円を中国泰安市の希望小学校内に作る予定の幼稚園建設費用として保管させていただいています。
(2007.12.21)

 なんと、東京興行では、1,200万円もの収益があったということになります。
 『純愛』の東京公開の観客動員数は6,266人です。1人分のチケット代が1,800円だとすると、約1127万円の売上げがあったことになります。
 この数字を比べると、『純愛』サイトに掲載された「収益」というのは、正確には「売上げ」のことでしょう。

 この間違いに気づいたのか、何か別の事情があったのかはわかりませんが、現在の『純愛』サイトからは、この記述が消えています。

 もうひとつの誤りは、「文書偽造」「詐欺」がわかったと主張し始めた後の、この記述。

今後については、

① 刑事告訴、告発の届出、犯人逮捕、事件解決
② 関連する皆さまへのご説明
③ 小林桂子基金会のNPO法人認証の準備
 (名称を「純愛基金」と変更する予定です。)
④ 事業全体の運営体制の刷新・強化

を、順を追って、具体的に進めてまいります。
(2007.12.22)

 刑事告訴の後、犯人が逮捕され事件が解決してから関係者に説明するとは、いったい何年かかるのか。そもそも、警察が告訴状を受理するかどうかもわからない。騙されて周りに迷惑をかけたと言っている割には、ずいぶんと悠長な人たちだなあと思いました。
 さすがにこれも誤りに気づいたのか、現在では、こういう記述に変わっています。

今後については、
① 刑事告訴、告発の届出
② 関係者の皆さまへのご説明
③ 小林桂子基金会のNPO法人認証の準備 (名称を「純愛基金」と変更する予定です。)
④ 事業全体の運営体制の刷新・強化                    
を順を追って、具体的に進めてまいります。
(2007.12.29)

 なお、12月29日の『純愛』サイトの更新では、これまで末尾に、

小林桂子 映画「純愛」製作総指揮・小林桂子基金会理事長
奥山省吾 映画「純愛」製作実行委員長・小林桂子基金会理事

 とあった部分が、

小林桂子 映画「純愛」製作総指揮・小林桂子基金会理事長
市川慶子 映画「純愛」製作担当・小林桂子基金会理事
奥山省吾 映画「純愛」製作実行委員長・小林桂子基金会理事

 に変わりました。1人増えてます。
 新たに「理事」として登場した市川慶子氏は、『純愛』の広報窓口を勤めている女性で、「代官山サロン」というエステサロンを経営しています。「代官山サロン」には小林桂子氏も関わっているようです。

 市川慶子氏は、『純愛』の配給・宣伝会社ということになっている株式会社プロジェクトデザイン(代表・奥山省吾氏)の監査役であり、小林桂子氏とともに有限会社ケイズカンパニーの取締役も務めています。小林桂子氏は、プロジェクトデザイン社の取締役でもあります。
 株式会社プロジェクトデザインは、もともと映画配給会社ではなく、化粧品や美容関連のイベント企画やサロン経営、コンサルティングをメインとした会社のようです。

 要するに、

・株式会社プロジェクトデザイン
・有限会社ケイズカンパニー
・小林桂子基金

 の3団体は、ぜんぶ同じ人たちがやっているものだということですね。そういった関係が明示されないまま、これまで『純愛』関連情報として雑誌やインターネットで宣伝されてきましたが。支援者や協賛企業は、この事実を知っているのでしょうか。

 ちなみに、小林桂子・奥山省吾氏は、法律上はすでに離婚しているようですが、現在も事実婚状態であるとの証言があります。

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