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2008年6月22日 (日)

偽装映画『純愛』の奥山氏がまたデタラメ発表

Photo_3  20日から都内で、UNHCR駐日事務所などが主催する第3回「難民映画祭」が開催されており、21日、その中のいち出品作品として偽装映画『純愛』が上映されました。上映前に、主演・総指揮の小林桂子氏(推定43歳)、共演のYASUTAKAこと川口恭誉氏、ちょい役で桂子氏の実弟である小林正明氏が舞台に立ち、当り障りのない挨拶をしていました。

 この「難民映画祭」での上映について、『純愛』製作実行委員長・奥山省吾氏が、デタラメな発表をしています。mixiのコミュニティ「純愛」内の「名古屋3週目 記録更新!」というトピックスです。

 該当部分を引用します。

それから実は今日、東京で「純愛」上映されました。
国連の難民映画祭。
NHKみんなの広場ふれあいホールで。
300人のホールがほぼ満員になりました。
中国のお客さまもとっても感動していました!

   無料の上映会ですが、入場者数は主催者であるUNHCR駐日事務所側がカウントしています。それによると観客数は159人です。うち15人が「関係者」としての入場なので、純粋なお客さんは144人です。とてもじゃありませんが、300人(正確には定員285人のようですが)のホールを「ほぼ満員」にできるような人数ではありません。

 『純愛』は先週末に札幌での再上映をスタートさせており、例によって小林桂子氏ら出演者がロビーでの送り出し挨拶やトーク&ライブなどを行いました。このライブに行った人の報告によると、この日の最終上映回(トーク&ライブの前)の観客数は22人で、トーク開始後は29人。いずれも関係者やスタッフを含めた数で、ほとんどが客席前方に固まっていたことなどから、客の大半が「身内」だったのではないか、とのことでした。

 この劇場のキャパは96席です。今年1月の興行(10週間、計267回上映)では、上映1回あたりの平均入場者数は15人。上映回数の約5分の1にあたる49回で、出演者の舞台挨拶やロビーでの挨拶を行って「身内」の客を動員し、会場を満員にしていた回もありました。なので、それ以外の上映は、平均15人をさらに下回る“閑古鳥”状態だったことになります。

 ところが今月始まった再上映では、ナマ小林桂子氏が舞台に立ったにもかかわらず、会場の席数の3分の1も埋められませんでした。「身内」相手の集客力すらも、相当落ち込んでいます。

 今後は名古屋でも再上映の予定で、中国での公開も始まっているようです。外見上はイケイケに見えるものの客足は大きく落ち込んでいることから、奥山氏が難民映画祭での観客動員数をサバ読みして公表したくなる気持ちもわからないではありません。

 ただ、奥山氏が意図的にウソをついているのではなく、本気でホールが満員だったと解釈している可能性もあります。奥山氏は、ARCインターナショナルという自己啓発セミナーの出身者で、『純愛』は自己啓発セミナー卒業生らから約1億円をかき集めて製作された、いわば“自己啓発セミナー関係者の文化祭”的作品です。自己啓発セミナーでは、「現実とは、それを見ている人の『解釈』によって作られるもので、人の意識が変われば現実が変わる」といった思想があります。奥山氏の解釈次第では、「定員285人のホールが159人の客によってほぼ満員になった」という不思議な現実を作り出すことも可能なのかもしれません。

 しかしぼくが実際にこの目で見たのは、「ホールは空席が目立ち、客のうち何人かは、途中で席を立って戻ってこなかった」という現実と、「主催者のカウント票に書かれていた観客数も、主催者がぼくに語ったも、159人(144人)だった」という現実です。それから、「奥山氏が、満員じゃなかった上映会を満員だったとするデタラメ報告をしている」という現実も見ちゃいました。

 ぼくには、直接見てしまった現実を解釈によって捻じ曲げる能力がありません。

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011:映画『純愛』(小林桂子・奥山省吾)」カテゴリの記事

コメント

EXILEエグザイルのファンには 自己啓発セミナーの危うさをぜひ知ってもらいたい

エグザイルEXILEの ATSUSHI も自己啓発セミナーを受けてしまった被害者

この自己啓発セミナー会社は
やや日刊カルト新聞の詳細な記事にあるように

自己啓発セミナーから宗教教団に勧誘する 宗教と自己啓発セミナーの抱き合わせ の構図の会社だ

自己啓発セミナー会社とは バブル時代に発祥したときからテレビで 批判されてきた 危ういもので 事件 事故も多発している

エイベックスさえも 巻き込まれたうえ
NPOも 偽造するなど 悪質でたちが悪い

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